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なんとなく俺の表現したい事をつかんで、ロールなどを駆使して音を弟子が作ってきた。
「おおこれこれ、もうこれでOKだな」
tyga-tasteをやってみる。はっきり言うと趣旨は違うが、南部のもう一つの特徴が出れば良いと思う。結局ドラムマシンで大半の重要ポイントがありシンセは個性の部分だと思う。今回重低音は弱いが、スロー、キック、ドスン、低いベース、小刻みなハイハット。この鉄壁のTRAPドラムマシンパターンが出来てる。
確かにこれソフトでやったほうが直感的に作れるな。コンピューターの中で作るHIPHOPと言われていただけあってなるほど確かにソフトの進化があったほうが良い。ただ絶対じゃない。EDMもソフトで出来るが無理やりアナログシンセ持ち出して作ったらできた。
この時代でも本当の意味で無理ってなかなか無い。あったーサンプリングのメモリー不足だ。これも俺がオンリーワン楽器を開発すれば行ける。これをもとに未来の開発をすればローランドヤマハも無駄にならんから。俺がその実験の金を出してやろうと言うのだ。半導体のコストダウン出来たら商品化すれば良いので。
一応ぶちまけておいたからいつでも金の事は都合しておいた。前のはこのハイハットの使い方があれば多分分かるだろ。また働かせて悪いが、サーロックに頼んだ。すぐにアメリカ版も発売に。がちサウザンHIPHOPの誕生を早める。俺のHIPHOPの関わりってどう考えてもそれ、だってもろ俺の領分だもん。
皆で作曲としておいた。大半俺だが、それだけあのドラムマシンの部分は重要なんだ。
準備はすべて整ったな。後は、ソフトの進化で開発速度の速さの向上になる。金という点でこれはとても重要だ。まあこれも皆で作ったハードソフトの会社にすべてぶちまけてある。後は素人俺が突っ込んでもしゃーないけどさ。あっちのに人には詳しすぎると言われてるが、やれば出来るがやりたくない…。
ミーシャを鍛えたという黒人トレーナーがいたはずだが、そういう人は是非欲しいな。引っ張ってくるか。まあすぐ見つかった。どういう人か知らないが受けてくれたので、これでミーシャをブラジルから来た少年的に扱える。今後ミーシャの歌は一切封印だ。
後踊りが欲しいな。かろうじてAKBが将来使い物になりそうだが、時間がかかる。いやダンサーはいっぱいいるから、振付と全体の構成が出来る人が複数欲しいな。いややめた方が良いな韓国はたまに招いて吸収するやり方してた。こっちの方が都合が良い。うちのダンサーに最終的にその立場になってもらえば良いから。
踊りのコンテストとか見て、金払ってきてもらう制度を作った。良かったらアメリカでも指導してくれれば良いから。
小室君と相談してまたガンダムやろって考えて、この時やったTWOMIXと一緒にやる事にした。まだ結成されてないから、中心人物に話をつけて。TMとシンセサウンドを扱うグループって1年を半分ずつやるってのはどうか?と話をつける。次はGガンダムなのだが間に合わない。だからその次で良いからとTMの伝手を使ってバンナムに。
ああこの頃バンダイか…。実際はTWOMIXが2期やるのだが、この頃主軸の永野さんはTWOMIXの活動で金に困ったはず…。当然付け込んだ。コナン君の話はしておいた。ただこの後が続かないんだよな…。TM向きのアニメが無いんだよな。
96年に始まるコナン君の計画を立てる。これビーイングだと思われてるが、最初は違っただからねじ込むことは出来る。うちのOPとTMのEDやれば良いかと。後は良いや。80年代にアニメに使われたTMを埋もれさせない点にある。小室君とも話し合って計画は決まった元々日テレアニメと深い関係があるのでやりやすい。
スクライド、これ良いな特にアニメを表すほどのOPじゃないな。良い悪いじゃない。その点なら歌は傑作だが、るろ剣はゴミアニソンばかりだ…。歌も良いし、アニメにもとなるとやはりゲットワイルド、俺は高く買ってるんだ。逆シャアのEDもよかった。ずいぶん先だがここまでやればアニメ=TMを決定づける事になる。1980年から2000年までアニソンを歌ってきた。これは2020年のアニソンの海外ヒットに繋がってくる。もしシティハンター以外にもアニソンを出していたらもっと早く借金も返せていただろう。
まあこの世界じゃそこまで落とさないけどね。ただ小室君が落ち目になるのはもう決定なんだ。それを覆すほうが無理ゲーに近い。やるだけやるが、アニメは失敗した時の保険だ…。
俺は知ってるが、メロディをEDMに乗せた時、メロディ自体は別に作れる。一緒に作るケースもある。彼は詐欺の直前まで当時の先端で作ってる。だが回復しなかった。グローブは比較的上手く行ってたと思うが、他は散々だった。そのグローブも松浦さんともめて単純には上手く行ってなかった。
DMを変えても意味が無いのは、彼のメロディが多分飽きられてる。結局最前線で作る事に関わるなら、後進の育成以外やる事がない。メロディを完璧に変えるほどのジャンルはラップしかないが。逆にそれは彼の持ち味が生きるのか?怪しい。HIPHOPにも目をつけていたらしいが怪しいものだ。
俺はまともに作曲したことが無いから彼の苦しみが正直分からん。そして俺は興味が無いから考える気もなれない。俺は早く作曲止めたいんだ。俺は組織作りがしたいんだ。今はまだ機能してない楽曲集団とか、やっと踊りに手を付けた。ほぼパクリだ。後韓国にも上陸しなくていけない。
作曲なんてしてる暇がない。
Disco Loveをmixtureに。明るい歌だよな。しっとりした歌なんてまずないなこの子たちに。俺が割り振ってるんだけどさ。これは地味だったな実は手応えなかった。明るいノリは分かるが、分かりやすい感じがない。ワナビってその点すごかったと分かる。ただポップスでもうちはしっかり踊るよな。
結構すごいレコード会社なんだけどな。いつかDM正当に評価されないかな。
Chris Brown - With You、一人で歌いたいところを、fnoに歌わせる。これ意外とPVの踊りがすごいんだよな。だから歌姫にもったいない。ああ彼女たち下手じゃないが、ここの高度な踊りの中じゃこの激しさはちょっと苦しい。HIPHOPかと思ったが、R&Bなのかなこれ?
Secrets Vassy、うわトランスの人だがこの人EDMに転向したんだよな。うーん、ま良いや世に出そう…。フィルター弱めにするし。声のフィルターこれからどうしていこうかな。小室君がやってるし、この時代でも簡単なのは豊富にある。だがな、これ後から進化してるんだよな。EDMで行こう。
今まで気になってた部分がかなり良い音に出来ちゃったな。あかんこれからはEDM避けてトランスで行こう。EDMでEDMをやる、まだ早いのかな地味だった。これ背景は分かりやすいが歌がイマイチ分かりやすくない。
実はトランスブームの先取りはかなり難しい。日本はかなり遅れたんだ。ダッチトランスが1998年辺りで、欧州はこの辺りでトランスブームになる。これを先取りしようと思ってるけど、日本はここで和製R&Bとアユが来る。このあゆの楽曲をトランス化するのが流れになる。
後日本はアニメの影響でSユーロービートブームがある。ちょっと早いユーロビート。いやアニメのせいでブームになっただけで、日本これずっと続くわ。1998年ここがアニメなので、日本トランスじゃなくて、ユーロービートがここで始まるのか…。ガラパゴスにもほどがある。ただこれ面白いのでありだ…。
日本ってかなり煩げなユーロダンスに似た系統ばかり流行ったんだよな。それゆえこき交ぜていくか。欧州が拾ってくれるかもしれん。
「ええーっとイギリスに繋がりってあります?うちあそこには支社作るつもりないんですよ。いずれアメリカにDMの中心が来ると読んでて金の無駄だと思っています」
実際はネット、アメリカがあればそれ以上はいらない。
アメリカ担当「ありますよ?正確にはうちとやってるソニーですが、イギリスにありますよ」
「じゃプッシュしてください」
「珍しいですね」
「確かに俺って消極的ですよね。今回は違うんですよ。今やってるのがアメリカじゃ多分流行しない。でも欧州だと全然違うから。そもそもアメリカで流行しなかったから欧州だけで生き残ったんですよ。これは俺がやっても変わりません」
「分かりました」
Olive - You're Not Alone、4つ打ちじゃないけど、この系統、HIPHOP以外にも、ジャングルドラムンベース、ダブステップに繋がる意外に重要なライン。というかR&Bもそうだからアメリカは1990年代全部これ。だから欧州は2000年入るまで侵食できなかった。ブレイクビーツ系と言う事でサーロックにやらせるか。
もう結果はガツンとくるまで良いや。日本市場にさえはまれば多分一気に来る。それまでが難しいな。
Sash! feat. Tina Cousins、文句なしに音が良いね。もうEDM近づいてるな…。Pハウスの系統もある音でなんとなくわかる、基本的にはEハウス系。こっちは前者の系統。ここはEDMだろうな。
The Summer Is Crazy、これは良い日本人に受けそう。イギリスでは受けなかったらしいが。あ亜美が居ればな…。ノリが良いから、fnoで行こう。ダンスダンスだ。これは素直にヒットしたな。日本人イタリアのノリ好きだな。ただユーロダンスの趣旨はずれる。イタリアはユーロビート臭い。
paps'n'skar、なんかEDMに足突っ込んでるな。ユーロもうこんなの見せてるのか。EDMで行こう。不味いなトランスやろうとして、向こうに行ってしまってる。
Livin' Joy - Don't Stop Movin、これぞユーロダンス。これなら行ける。1990年で集中してるが、すでにちょっとアウトってのがちょいちょいある。意外とEDM系が後半はある。トランスどうなってる?となるが実はトランスって欧州では歌よりインストが多い…。日本が歌で盛り上げすぎたんだよな。
いやそれでも、ボーカルトランスって言葉があるぐらいなので違うのだが。人気で考えるとちょっとトランス微妙だな。まあこれ明らかにパワフル系だけど、fnoで行く。圧倒的にパンチが弱いがあえて。
Man On The Run、トランス固めるぞ。かなり新しいのばかりだが、トランスは出来ちゃうんだよな。再現無理は無視してもこの時代ならいけちゃう。サーロックで行こう。がんがん踊っていくぞ。
Steve Angello – Payback、お蔵入りのインストEDMやろうと。
弟子「中村さんなんでまたお蔵入りを?」
「ほら、例の俺の好きなのわかる?」
「ああ、あそこね」
「一応これタイプが違うんだよ。でもさ大事なのは派手なんだよ?分かるかい?」
「なんとなくわかります」
「歌があってもなんとかなるけど、インストの方がより派手さが引き立つ。タイプが違っても派手、そこが大事、こういうEDMだって決定づけたいんだよ。今仕掛けてるトランスが流行したらすぐ仕掛けるからな」
「ところで前からEDMってなんですか?」
「うちのG最初から、この時代を見越してつけたんだよ。俺の行くべき到達点。」
EDM後をしっかり考えないといけない。何故か?俺が死んだ未来にその後の流行は一切なかった。EDM後はDMに一切の方向性は無くなる。単純に作るしかなくなる。もうそこは俺の出番じゃない。ただ当時あったあらゆる融合や細分化ジャンルを見せてあげるつもりだ。
後は俺が育て上げたクリエイター達の仕事だ。10年以上早くこの時代に持って行くつもりだ。ただKPOPはやるべきだ。実はEDM後の動きとして、これまでDMの発信地じゃない地域からのラテン、アジアからEDMを受けて立ち上がった流れがある。一応KPOPはポストEDMの1つなんだ。
それを当然JAPANが奪ってしまうつもりだ。ただKPOPと同じにはしない。結局KPOPは欧米の先端についていくだけだったので、途中から戦略を変えるべきだ。知ってるKPOPのソースを使い果たしたら、すぐにワールドワイドなカオスに身を投じるつもりだ。
なんとなくだが、KPOPは成功しないと思ってる。あれはVSアイドルのウイルスみたいなものだ。欧米の先端を見て特に突出した存在じゃないと見切った。だが並ぶほどのものを持ってるのは確かだ。どの地域も突出しない混沌としたDM。それが2020年代のシーンだ。
EDMがとても良かったのは、すべての欧州がまとめてアメリカに行ったからだ。韓国にその力があるか?日中韓が同レベルで平衡に発達したら可能だ。アジアと言うにはそれぐらいじゃないとまず欧米に乗り込むのは無理だ。ああ俺ならそれが可能かもしれない。
意図的に3国で緩やかなつながりを持ちながらバラバラの進化をさせる。これアメリカ上陸前の欧州の強みだった。確かの俺の戦略は3国に支配の後アメリカ上陸なので。ああEDMで欧州より先か?一緒に上陸するけどね。まあその時俺は一線から退いていて良いな。トランスはジャブだった。そう考えると10年以上かかる。
その時俺はもう引退を考えたほうが良い。俺は3国支配を整えるまでで良い。