僕の日記
4月6日(土)
厳密には毎日ではないのだけれど、毎日に近い頻度で書いてきて、今回で49回目の日記になります。
毎日書く習慣をつけたいってのが今作を書き始めたキッカケで、とは言うものの正直すぐに飽きてやめるのではないかと思ったのだけれど、意外と毎日書けたので、内心驚いているのだけれど。
タイトルに日記とつけたのは、ほかの随筆書きの皆様のように、日常での出来事や、おのれの徒然なる思いを、エンターテインメントにまで高めて、あるいは少なくとも作品と呼んで差し支えないものにまで高めて投稿をするのは、僕には至難の業だし、ぶっちゃけ無理っすと思ったので、これは日記です、個人的な日記なのだから仕方がない、日記なのだからどーか許して、という逃げ口実としたわけです。
「僕の日記」というタイトルは、シンプルで、字づらも、語感も、個人的に無茶苦茶気に入っています。早い者勝ち、誰にも渡さないぞ、って感じです(笑)
今作でたくさんの書き手や読み手のみなさんと、ぐっと距離が縮まったのは、とても嬉しかったです。
ただ、やっぱ書き始めると本作のような駄文でもそれなりに時間を必要とするので、そうすると本来軸足を置いている小説作品に掛ける時間を捻出できなくなってきたのも事実。
仕事もどえりゃ~忙しくなてきたがや。たまらんでかん。まあ、忙しいことはありがてえことだけどね。
ここで書き始めて2年とちょっとの間に胸に溜まっていたアレやコレやはいったん吐き出せたかな。へえ、僕、こんなこと考えていたんだって驚くことも多く、アレもコレもアウトプットすることで収穫となった。
連載エッセイというスタイルも、個人的に大変書きやすかった。エッセイは身を売るような、身を削ぐような行為につき、長く続けるとへたばってしまうという、先輩たちのご意見は大変頷けるもので、僕も書き始める時にそれが一番怖かったのだけれど、連載形式だと意外とイケるね。全体でひとかたまり、ひとつの作品として仕上がっていくような実感は強く感じた。
あとエッセイを書く時のひとつのコツとして、2割だけ自分が他人な感じ? 2割だけ現実をフェイク? 2割だけ無責任にもほどがある的な感じ? で書くと作品を俯瞰視出来ることが分かった。上手く説明出来んけど、自分のことを書き続けることによって、自分で自分を追い込むようなことは、自分のなかの2割の他人がくい止めてくれていた気がします。
とにもかくにも、読んでくれた皆さん、ありがとう。
さて。
というわけで、僕の日記は、次回(50回)が最終回になります。
以降は、また純文学を中心とした作品投稿に集中します。
気がはやいですが、あとがきにかえて。




