キッカケは、村崎羯諦先生
2月13日(火)晴れ
なろうで書き始めるキッカケは、村崎羯諦先生です。今から2年ほど前、本屋で『余命3000文字』という文庫に出逢った。「小説家になろうの純文学ジャンルでうんぬんかんぬん」という宣伝文句が帯に記されていたと記憶している。大変恥ずかしながら、この瞬間まで「小説家になろう」というサイトの存在すら知らなかった。
『余命3000文字』を、その場でパラパラと立ち読みする。星新一の模範的な世界観と、筒井康隆の狂気の世界観を足して二で割ったような作風だな、という感想を持つ。購入したい気持ちをぐっと堪えて、その日は家に帰った。(←買えよ!)
翌日。どうにもこうにもあの本が気になり、また本屋に出向き、立ち読みをする。(←買えよ!) この日、この時、村崎羯諦先生の文庫を読みながら僕は、どういうアレか「自分も小説なるものを書いてみようかな」と、実に何となく、極めてそこはかとなく思ったのである。
若い時から読書が趣味で、こと純文学小説はそれなりに読んで来たという自負もあり。且つ、仕事では日々大量の書類を作成しているので、活字を書くことには慣れている。小説みたいなもん、その気になればチョチョイノチョイで書けるがや。なんて、その時は安易に考えていた。
んで、実際に書いてみて、自分の文才の無さに開いた口が塞がらず、アゴが外れるほど愕然としたのであるがしかし。
では、また明日。