人のことを馬鹿と言うヤツが馬鹿だったのはいつまで?
2月24日(土)晴れ
自称「頭のいい人」たちの共通の仕草として「人前で首を傾げる」というのがある。職場で多くの人とかかわっていると、特にそれを感じる。まあ、僕が一人で敏感になっとるだけかもしれんけど。
自称「頭のいい人」たちは、例えば、自分の説明を相手が理解しない場合、それは相手の理解力が乏しいからだと判断をする。また、相手の説明を自分が理解できない場合、それは相手の説明力が乏しいからだと判断をする。
自分の説明力や理解力を疑うことはない。だから、周囲の馬鹿さ加減にいつも辟易している。そして人前で「なぜこちらの言うことが理解できんかなあ」「なぜもっと分かりやすい説明ができんかなあ」と首を傾げてばかりいる。
本当に頭のいい人は、相手がどれだけ理解力に乏しくても、瞬時に相手に適した説明法を選択し、相手を理解させることができます。本当に頭のいい人は、相手がどれだけ説明力に乏しくても、そこから情報の本質を掴み、相手を理解することができます。
決して「あいつは馬鹿だから、俺の言うことが理解できんのだ」「あいつは馬鹿だから、言っっていることがさっぱり分からん」などと切り捨てるようなマネはしません。
そして、懸命に理解・説明をしようとする者に対し、おのれの説明力・理解力は棚に上げ、あろうことか相手の目の前で、平然と首を傾げるような、そんな不遜で幼稚な態度はとりません。
職場に限らず、テレビで、雑誌で、SNSで、誰が馬鹿だ、彼が馬鹿だと、性懲りもなく。今の世の中、どこもかしこも天才だらけ。人のことを馬鹿と言うヤツが馬鹿だったのはいつまで?