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僕は誰とも結婚せず、ずっと一人で居ます。

作者: 七瀬
掲載日:2022/08/16









・・・3年前に彼女にフラれて以来、僕は彼女を作っていない。

もう恋愛に疲れてしまった。

あんなに愛した女性ひとはいないし、もう出てこないと思う!

他の女性ひとに興味も持てず、一人の時間を過ごしていた。

そんな時、僕に好意をもってくれた女性ひとが現れる。

彼女は明るくいつも僕に元気をくれた。

だけど、僕はもう恋愛をする気がない!




『ねえ、まさとさん?』

『うん?』

『私達って、周りから見えれば“どう見えるのかしらね?”』

『友達じゃないかな?』

『“恋人同士には見えないかしら?”』

『どうかな、僕には分からないよ。』

『絶対に恋人同士に見えるわよ!』

『まあ、それならそれでもいいんだけどね。』

『それって? 私達付き合ってもいいって事?』

『京子さんは僕と付き合いたいの?』

『あら? その言い方は私は嫌いよ!』

『じゃあ、どういえばいいんだい?』

『まさとさんから、“私と付き合いたいと言って!”』

『・・・でも、僕はもう誰とも付き合う気がないんだ。』

『何故なの?』

『もう恋愛に疲れちゃったんだよ。』

『じゃあー私がまさとさんの心を癒してあげるわ。』

『・・・少し、考えさせてくれるかな。』

『いいわ! 少しだけね、必ず答えをちょうだい!』

『あぁ、分かったよ。』

『これから何処に行こうか?』

『・・・うーん? 何処がいい?』

『まさとさんの行きたいところなら何処でも私は着いていくわ!』

『・・・・・・』







彼女は凄くいい子だけど? 恋愛はもう僕はしたくない。

ずっと友達のままじゃダメなのかな?

僕は一人の方がいい。

誰とも付き合わず、このままずっと一人がいいんだ!




・・・でも? 彼女に僕の想っている事をそのまま言ったら?

彼女は僕から離れて行ってしまうだろう。

彼女と一緒に居る時間は凄く楽しい!

この関係を壊したくないだけで、彼女と付き合うのは僕は違うと思う。

彼女とこのままの関係を続けながら付き合わなくて済む方法って?




あぁ、そうだ! 

彼女に僕の友達を紹介しよう。

それなら彼女とずっと友達の関係でいれるはずだ!

僕は彼女に僕の友達を紹介する。




『京子さん、今日は僕の友達を連れてきたんだ!』

『えぇ!?』

『初めまして、まさとの友達の糸崎裕一です。』

『・・・あぁ、藤原京子です。』

『京子さん、今日は何処に行こうか?』

『“二人は何処に行きたいの?”』

『ぼくは海を見に行きたいです。』

『じゃあー海を見に行きましょう。』

『うん! 凄くイイね。』






車で1時間ぐらい走ったところで海が見える。

京子さんは海を見てはしゃいでいた。

そんな京子さんを見る裕一は既に京子さんの事を気に入ったようだ。

僕も二人を見てホッとしていた。

この二人なら上手くいくと思ったからだ。

京子さんがトイレで席を外した時に、裕一に京子さんの印象を訊いてみた。




『なあ? 京子さんの事どう思う?』

『どう思うって何がだよ。』

『素敵な女性ひとだと思わないか?』

『ステキな女性ひとだと思うよ。』

『“彼女にはどうだ!”』

『おい! それはまだ早いだろう! まだ京子さんの事を何も知らないし。』

『これから知っていけばいいじゃないか。』

『まあ、そうだな。』

『僕は京子さんは彼女にしたら? 凄く尽くしてくれる女性ひとだと

思うけどね。』

『じゃあ、まさとが京子さんと付き合えばいいじゃないか。』

『僕はその、女性ひとと二人で居るのが苦手だし、彼女がほしい訳

じゃないから京子さんとは付き合えないよ。』

『そうか、わかった! 京子さんと付き合えるように頑張るよ。』

『あぁ!』







京子さんは僕と彼との会話をどうやら何処かで訊いていたらしい。

その事は僕にも話さなかったけど? その後、京子さんの態度が

大きく一変したからだ。

僕とは距離を置いた話し方に変わり。

代わりに友達の裕一には親近感のある話し方になった。








 *






・・・その後。

僕の狙いとはうらはらに、京子さんは裕一とは付き合ったけど

僕と会う事はなくなった。

二人が付き合った事は嬉しかったけど、僕も二人とちょくちょく会える

ものだと勝手に思っていた。

それは僕の思い込みだった。

そんなに都合がいい話はない!







それでもやっぱり僕は一人がいい。

誰とも付き合わず、結婚もせず、これから先も一人で居るのだろう。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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