表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

特別な人間になりたかった

作者: サク
掲載日:2020/09/06

とにかく誰かに読んでほしいです。あとから感想もらえたら、とてもうれしいです。

特別な人間になりたかった

 


 自分は平凡な凡人である、なんてことは自分が一番分かっている。



 こうやって文字を打ち込んではいるが正直言って自分でもどうしてこんなものを書いているのかがよく分からない。誰かに見てもらいたいわけでもなく、ただひたすらに、文字を打ち込むたびに鳴るキーボードの音と、私の着ている布のこすれぬ音が聞こえるこの部屋で私はたった一人でいま自分がこうしてこの世に存在していることを認めたいのだろうか。



 いつだって自分は普通だった、小さいころから何かに特別に優れていることもなかった。成績は常に平均より少し上、運動もそこまでできるわけでもない。一度、習い事で、県大会に出場してベスト8に入ったこともあったが、上には上がいる、なんてを当たり前のこと私は随分と前から知っていたのでうれしくはあったが、そこまで達成感をあじわえたわけではなかった。


 

 友人関係だって悪いことはなかったと思う。いつだって誰かと一緒にいたし、喧嘩をしたことは稀にあったけど、それなりにうまくやっていた。しっかりと相手の意見は肯定したし、時には相手の気分を害さない程度に自分の気持ちを伝えて、良くも悪くもいたってふつうの友人関係を築いていた。

 


 

 「【普通】とは?」と聞かれたらなんて答えればよいだろうか。私的には世間で一般的に使われる【常識】というものではないだろうかと考えている。ごくありふれた、人間が生きるために必要とする意見といえば分かりやすいだろうか。まあ、これはあくまでも私の考えだから、別に誰かに共感してほしいわけではないのでどう捉えてもらっても構わない。

 

 

 この世界の人々をいくつかのステージに分けたとしたら、全体的に見て自分はいまどのくらいの位置にいるのだろう。なんてことを私はたまに考える。比べるものは【幸せ】。ごくまれに自分は世界一幸せだなどということを言う人がいるがあれはきっと本心で、嘘偽りのないことを正直に言っているだけなのだろう、しかし私はそうは思わない。確かに自分は幸せな生活をおくっていると自覚している、おなかがすいたら食べるものがあり、のどが乾いたら、いつだって水を飲むことができる。着るものだってあるし、自分の帰る場所だってある。家族だっているし、いつだって自分は誰かに守られて生きていると私は実感している。

 


 しかし、そんな幸福といえる暮らしをしている私よりさらに幸福な人なんていくらでもいるだろう。なに不自由なんてなく、望むものは手に入って、生まれてきた時から、幸せを約束されている人だっている。それを知ってなお自分は世界で一幸せだなんてことを言えるのだろうか。

 


 とてつもなく能天気であるか、または、聖女のような清らかな心を持った人がいるのらな、それでも言えるというのだろう。そうでもなく自然と言えるなどという人は、私は耳を疑うことと思う。だって、自分には一生頑張ってもかなえることができないことをあっという間に手に入れ、叶えることができる人より、自分が本当に幸せだって言えるのだろうか。たとえ手にいれることができなくても、自分はこうやってなんてことでもないことで笑えて、語り合えることが自分にとって一番の幸せだなどとでもいうのだろうか。まあ、そう言える人がいたとしても心の底から本心で言っている人はそのすべてを持っている人以外には、世界に1割いるかいないかだろう。

 



 ほとんどの人間は、自分もそんな幸福をあじわいたい、そんな人間になりたいと思うだろう。そう思うのは別にみじめでも何でもないし、私からしたら、当たり前の考えだとも思う。自分の幸せを望んで何が悪い、ある程度人生をを歩んできた人なら自分はそこまで望んでいないというかもしれない、しかしそれは、常識なのではなくただ自分の身の程をわきまえているのか、はたまた、自分にはそんな幸せなど叶うはずがないと開き直ったかのどちらかだろう。



 いや、何もその考えを馬鹿にしているわけではない、その考えはこの世界において【普通】であって、【常識】なのだろう?まあ、【普通・常識】と言っても、考え方は人それぞれだしその人の考えが必ずしも正解であるはずもなく意見が違うからこそこうやって人々は進化していっているのだろう。

 




  なんて偉そうに語ってはいるが、私なんてこの世界にいるたった一人の小さな人間に過ぎない。そのいてもいなくても別にこの世界に大きな影響を与えるわけでもない人間がこの世界にはたくさんいて、でも、その人間がいないとこの世界は成り立たないのということは誰もがわかっていることだろう。しかし、そう考えると私たちはこの世界に必要とされていることがわかる。こんな私でも世界に必要とされる人間の一人なのだ。



  誰かに認められて、必要とされる、それが私にとっての生きる意味なのだ。たったそれだけのことに、どれだけの時間と心を費やして私たちは日々を歩んいるのだろう。なんてことを私は今日も考えている。

共感してほしいわけじゃないけど、ただただひたすら、自分が思ってること書いてみました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ