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俺の相棒“非オタ”って~アラサー二人の異世界道中~  作者: 山田 一衛
アラムッタ王国編
2/9

ひとを、ゆびでさしちゃいけません

ゆっくりしか進まなくてすみません。

“勇者”

それは、文字通り勇ましき者。

ある意味選ばれた者。


ある意味“殉職”しかない職業。


それを、彼女は言葉にした。

「“勇者様”御出でませ」と。


言葉が通じるだろうか、不安を私が口にするより先に、大きな歓喜の声でガッツポーズを決めているチョコ○君が彼女に猛突進。

小さくヒッっと悲鳴が彼女から聞こえたがチョコ○君止まらない。

むしろ鼻息荒く近い近い。

御目目爛々‼️ふんすふんす聞こえそうな距離に、小動物みたいに脅える女の子。


ごめん犯罪臭しかしない。


そんな彼、チョコ○君。


めっちゃ嬉しそうに、チョコ○君口開けて

「なぁ、今“勇者”って言ったか?」

なんて爆弾かましてくれやがった。

あ、こいつバカだ。ヤバそうなバカだ。係わりたくない。お馬鹿系男子だ。


同じことを思ったようで、我が親友観月の眉間は三本皺がよっていた。


「私は、此の国の第一王女アデェリアと申します。皆様のご来訪お待ちしておりました」


柔和な笑顔は、華が咲いたように可愛いかった。


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