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ウゥ…悔しい…。のり子は尚も食らい付く…。
『でも、天国と地獄の見解は、本人の心持ち一つなんですよね?』
『え?』
師匠は、自分のことを有識者という。
『つまり、本人の想念一つで、天国に行ったり、地獄に行ったりするって事でしょ?』
『ふふふ。ワタシはある程度知ってるからね。』
師匠は、なぜか自信たっぷりだ。
『天国行きたい、行きたいと思ってる奴に限って、地獄に行くんだよ…そういうもんなんだよ(笑)』
師匠は、椅子に座りながら、足蹴をするポーズをつくる。
『え?逆でしょ?』
『本人は、普段から何もしてこなかったくせに、天国には行きたがる…そういう奴こそ、神様から足蹴にされるんだよ…(笑)』