第３章（オカルト）恋愛小説…？

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だからこそ人は、愛する人を蝋人形にしたり、ミイラにする…。

ずっとこのまま…時間が止まっていてくれればいいからだ…。

ずっとこの思いの中で生きたいからだ…。まるで、愛の羊水の中にいるような感覚で…。懐かしささえ覚える筈だ…。

だからこそ、愛する人が死んだり、居なくなったりしたら、もう他の人を愛せなくなってしまう…。

あの感覚が、忘れられないからだ…。

もう２度と戻れない感覚を生きているからだ…。