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『そうか…』

とクルミは考える…。

タツヤはクルミに、紅葉を見せたかったんだ…。

自分は、運転手でいい。クルミに、紅葉を見せたかった…。

じんわり…する。

外を眺めながら、クルミはタツヤに感謝した。タツヤが居なかったら、ドライブは出来なかったし、紅葉も見れなかった。

クルミは、『自分は、なんてワガママで、浅はかな人間なんだ…』と思った…。

今回は、1泊2日の旅行だ。クルミはタツヤと、謎解きサークルで出会った。今日泊まるホテルの、体験型推理イベントにも参加する予定だ。

クルミは、それが目的だ。





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