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シンデレラみたいな話  作者: アマミ
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序章

わたしの家族は母、姉2人、わたしの4人家族だ。


1ヶ月ほど前、モラハラ上司のストレスで仕事を辞めてしまい今は無職。実家にて、見事家事担当になった。


そんなある日、高校の同窓会のお知らせが来た。

しかし仕事を辞めたことを元同級生たちに知られたくないという理由から、あまり行きたくはなかった。



直前までは同窓会には行かない気満々だったが、親友のメイに強引に誘われ、行くことになってしまった。


当日、朝起き、クローゼットの中を見ると同窓会に着ていこうと思ってた綺麗めのワンピースが消えていた。

ふとスマホを見ると下の姉から

”ワンピース借りたから明日返す。“

という通知が見えた。


絶望だ。買いに行くか別の服着るか‥どうしよ‥


そんな時、わたしのスマホが鳴った。


幼馴染のカナからだ。

「今日サロンで撮影の予定だったんだけどモデル急に来れなくなったみたいで、ダメ元なんだけど‥今日とかって空いてたりする‥?もし空いてたら代わりにモデルやって欲しい!!亅


カナはセットサロンで働いている。


私は

「夕方予定あるけどその前だったら大丈夫!」

と答えた。ついでにサクッとワンピース事件のことをカナに話すと、

「大丈夫!衣装もカナの貸すし、ヘアもメイクも撮影のまんまで同窓会行けるようにするよ!」

と言ってくれた。


「カナありがとうすぎる!」


サロンに着き、寒色系の爽やかなワンピースに清潔感のあるメイク、髪型も普段はやらないようなヘアスタイルに変身した。


撮影を終え、時計を見ると同窓会開始までに1時間を切っていた。車で行けばさほど時間はかからないが、電車ともなると若干遅刻してしまう。


少し焦った様子でサロンを出るとそこにはタクシーが停まっていた。


「撮影のお礼にサプライズ!」


そう言いながらカナはタクシー代を私にの手に握らせ、押し込むようにタクシーの中に私を乗せた。本当にいいやつすぎて涙が出そうになった。









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