天には栄え Hark! the Herald Angels Sing 主は、栄光をそっと脇に置かれる。
チャールズ・ウェスレー Charles Wesley, 作詞 1739
ジョージ・ホウィットフィールド George Whitefield, アレンジ 1758
フェリックス・メンデルスゾーン・ナタナエル Felix Mendelssohn, 作曲 1840
William H. Cummings, アレンジ 1857
クリスマスの讃美歌であるが、ロイドジョンズは『リバイバル』p366 収録説教の原題Revival Sermon: Glory Concealedで、これがもっと歌われるべきだと言っている。上に英語原文。下に日本語。
Hark! The herald angels sing,
“Glory to the newborn King;
Peace on earth, and mercy mild,
God and sinners reconciled!”
Joyful, all ye nations, rise,
Join the triumph of the skies;
With angelic hosts proclaim,
“Christ is born in Bethlehem!”
Refrain:
Hark! the herald angels sing,
“Glory to the newborn King!”
Christ, by highest Heav’n adored;
Christ the everlasting Lord;
Late in time, behold Him come,
Offspring of a virgin’s womb.
Veiled in flesh the Godhead see;
Hail th’incarnate Deity,
Pleased with us in flesh to dwell,
Jesus our Emmanuel.
Hail the heav’nly Prince of Peace!
Hail the Sun of Righteousness!
Light and life to all He brings,
Ris’n with healing in His wings.
Mild He lays His glory by,
Born that man no more may die;
Born to raise the sons of earth,
Born to give them second birth.
Come, Desire of nations, come,
Fix in us Thy humble home;
Rise, the woman’s conqu’ring Seed,
Bruise in us the serpent’s head.
Adam’s likeness now efface,
Stamp Thine image in its place:
Second Adam from above,
Reinstate us in Thy love.
聞け!御使いたちが歌う讃美を!
新しくお生まれになった王に栄光があるように!
地に平和、優しさとあわれみを
神が罪人と和解してくださる。
喜びに満ちて、すべての国の民よ、来なさい。
天の勝利に加わり、 御使いと共に宣言せよ
「救い主キリストがベツレヘムにお生まれになった!」
聞け!御使いたちが歌う讃美を!
「新しくお生まれになった王に栄光があるように!」
キリストは、いと高き天にて礼拝される。
キリストは永遠におられる主である。
定められた時に、見よ、主が、来られた。
処女の胎に宿り、お生まれになった。
人の肉体に隠された神性を見よ。
受肉され人となられた神を讃えよ。
主は私たちと共に住まわれた。それを喜んでくださる。
イエス様。私たちのインマヌエルであるお方。
天からの平和の君であられるキリストを讃美しなさい。
義の太陽であられるお方キリストを讃美しなさい。
主は、すべての存在に光と命をもたらされる。
主は、いやしの翼を伸ばされる。(マラキ3:20)
穏やかな主は、栄光をそっと脇に置かれる。
主は、人がもう死ぬことがないようにお生まれになった。
土から創造された人を生かすためにお生まれになった。
クリスチャンに第二のいのちを与え、新しく生まれさせて下さるためお生まれになった。(ヨハネ3:1-8)
諸国民の望みであられる主よ、来てください。
私たちの内に、お住まい下さい。
女の子孫として生まれたキリストが悪魔を征服する。(創世記3:15)
最初のアダムの罪の形を消し、
私たちに神の形を回復してください。
天から来られた第二のアダムであるイエス様。
あなたの愛の中にあることが出来るように。
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モーセは神に栄光を見せてくださるように願っている。
神は、これにお答えになり、ご自身の神の主権により、恵もうと思う者を恵み、
あわれもうと思うをあわれまれる、と教えておられる。
また、「人はわたしを見て、なお生きていることはできない」と仰せられる。
出エジプト記33章 新改訳
神ご自身が栄光を現わされる時、
第一に栄光の片鱗を見せ、しかし、隠される。
第二に神は祝福され、保護される。
「神がその民の近くに寄って行かれると、
必ず、
見せること、隠すこと、
祝福、守りの四つが同時に起きている。」
(ロイドジョンズ『リバイバル』)
その保護がないと罪ある人は死んでしまうからである。
モーセは神に保護されることなく、御前に立つことが出来なかった。
ロイドジョンズはこの讃美歌から説明している。
「十字架で死なれる主を見てほしい。」
「これもまた栄光は覆われており、栄光も、力も隠されている。」
-- 穏やかな主は、栄光をそっと脇に置かれる。Mild He lays His glory by,- の歌詞で、
「チャールズ・ウェスレーは、主は栄光そのものを脇に置いたのではなく、栄光のしるし、栄光に付随してくるものを脇に置いたと言っているのだ。」
(ロイドジョンズ『リバイバル』)
神の栄光、聖さ、義、罪の刑罰、神の怒りに、罪ある人は耐えることができない。
しかし、イエス様は十字架により、選ばれた神の民を守り、罪から救ってくださるのである。
1954年 共通讃美歌の訳
「あめには栄え み神にあれや、
つちにはやすき 人にあれや」と、
みつかいたちの たたうる歌を
ききてもろびと 共によろこび、
今ぞうまれし 君をたたえよ。
さだめたまいし 救いのときに、
かみのみくらを はなれて降り、
いやしき賤の 処女にやどり、
世びとのなかに 住むべき為に、
いまぞ生まれし 君をたたえよ。
あさ日のごとく かがやき昇り、
みひかりをもて 暗きを照らし、
つちよりいでし 人を活かしめ、
つきぬいのちを 与うるために、
いまぞ生まれし 君をたたえよ。