キリストの初臨と再臨、クリスマスとセカンド・カミング
アドベントからクリスマスになる。バプテスマのヨハネが「自分が衰え、イエス様が栄える」と言ったことから、教会は象徴的に日が伸びる冬至に教会暦を合わせて降誕祭を祝ってきた。
イエス・キリストはベツレヘムにお生まれになった。これは、歴史上の事実である。最初は小さく、弱い赤ちゃんの姿で来られた。
栄光の神が、幼子の姿で来られたのである。チャールズ・ウェスレーのクリスマス讃美歌Hark! The Herald Angels Singは「肉体のヴェールに隠された神性」と表現している。世人は赤ちゃんのイエス様しか知らない。この方が栄光の主であることを知るには、聖霊によって目が開かれる必要がある。
リベラルが作り出した単なる教師にすぎないイエスは聖書のイエスではない。ナザレのイエスは、栄光のキリストである。しかし、人は神の栄光を見て、なお、生きていることはできない。
イエス・キリストは無から全世界を創造されたまことの神である。このお方がなにゆえに人として来られたのか。それは人を罪と罪の結果としての永遠の地獄の刑罰から救うためである。全人類が罪を犯し、全世界が堕落し、すべての人はそのままでは、罪のゆえに滅びるしかない。
貧しい中に赤ちゃんとして生まれ、大工として生活されたイエス・キリストは、人々に憎まれ、十字架で死なれた。この十字架の死は、罪の身代わりとしての死であり、三日目に復活され、弟子たちの前で昇天された。
この方イエス・キリストは再び来られる。イエス・キリストの再臨である。この時は栄光に満ちて来られる。もう肉体のヴェールに隠されてはいない。
今この文章が書かれた時点において、日本人の99パーセントはイエス・キリストを信じておらず、罪のゆえに永遠の地獄の刑罰を受けようとしている。
初臨のクリスマスで浮かれている時ではない。再臨のイエス・キリストは世を裁くために来られる。キリストを信じない者をすべて地獄に投げ込まれる。日本人の99パーセントはそうされてしまう。
罪ある人は神の臨在に耐えることはできない。悪魔とノンクリスチャンは地獄に投げ込まれ、世界は再創造される。正義の住む新しい天と新しい地が到来する。
イエス・キリストに選ばれ、贖われ、救われたクリスチャンは、栄光の体を与えられる。