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胸を灼く炎に

作者: 歌川 詩季

 熱血キャラでもないのです。

 水面(みなも)に揺らぎひとつない ぬるま湯をはった(おけ)ならば

 つむじ風が吹き荒れたって

 (もう)け話のひとつもあがらないだろうさ


 いざこざに身を置いた物好きが

 人生を謳歌するというのは危険な定説


 胸を()く炎に 昼は(さいな)まれようと

 不毛な水掛け論をひっかけるんじゃないぜ

 胸を()く炎に 夜はうなされてようと

 枕は高く積まずにクロールを()いて

 寝返りをうて



 (はね)にも焦げめひとつない ステンドグラスのアゲハ蝶

 砂煙の街 舞おうとも

 嵐の前触れなんか告げはしないものさ


 君子(くんし)こそ(あや)うきに活を見て

 火中(かちゅう)から栗 拾うというのも路傍の定石(じょうせき)


 胸を()く炎が 絶えず渦巻いてようと

 不穏な陰謀論に耳を貸すんじゃないぜ

 胸を()く炎が ときに(くすぶ)ってようと

 ()き木を高く組むうちスコールがやむの

 手ぐすねをひく

 どっちかってゆうと、ほんとは気怠(けだる)い系(笑)


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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挿絵(By みてみん) 制作:あき伽耶先生
― 新着の感想 ―
[一言] 拝読させていただきました。 おおう、燃えています。
[一言] 「焼く」を「灼く」って書くの好きです……! 私もたまに使うかも知れません。 確かに胸ならば「灼く」がしっくりきますね!(`・ω・´) (「焼く」だと胸焼けみたいかも……笑) 「翅にも焦げめ…
[良い点] 何だろう叫んでしまうわたし! うおおおおおおっ! 魚魚魚魚魚肴尾っ! 胸に灼と炎が並ぶと熱く成らずにはいられませんね! カラオケで取り敢えず景気付けにHEATSいっちゃいます! 熱くなれ♪…
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