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「追跡中の全車両に告ぐ、対象は布地インターチェンジを強引に突破した。追跡できるものは指示があるまで追跡せよ」
無線からそう流れてきた。なので上条は運転している相澤に「相澤さん!」と言った。すると相澤は「分かってる。どっかに掴まっておけ!」と言うと急加速した
「相澤さんアレですよ!」
照屋は前を猛スピードで走る車を見つけ、そう言った。すると相澤は後部座席に座っている照屋と速水に「出来る限り近づけるから撃ってくれ。上条は引き続き無線を頼む」と言った
「分かりました」
上条の担当は今までと変わらなかったため、素直にそう応えた。しかし照屋と速水に求められていたものは、違ったため照屋が「無理ですって。当たりませんよ」と言った
「大丈夫。別に対象を殺せと言ってるわけじゃない。パンクさせるだけでいいから」
相澤はそう言った。けれど照屋は拳銃の扱いに長けているわけではなかったため「無理です。俺、銃はマジでダメなんです」と言った。するとそれを聞いた相澤は「なら仕方ない。自爆覚悟で突っ込むか……」と言った
「相澤さん。それはやめてください」
上条はそう言って相澤の暴走を止めようとした。しかし相澤は「仕方ないだろ。じゃないと逃げちまう……」と言うと、逃走車との距離をかなり縮めた
「みんな覚悟を決めろ!」
相澤はそう言い、さらに速度を上げようとした。しかしそれよりも早く、速水が「応援です!」と言った
「応援? どこから……」
相澤はそう思い、ミラーを見た。そこには本部の専用車が一台、追跡していた
「国中バスストップからのやつです。確か……」
上条がそういった時だった。国中バスストップから応援に来た専用車は急加速して、相澤達の乗る専用車を追い越した。そして逃走車の隣につけると銃を撃ち始めた
「照屋!適当でも良いから撃て!」
相澤は照屋にそう言った。すると照屋は「どうなっても知りませんからね!」と言い、窓を開けた。そしてそこから拳銃を出し、逃走車に向けて撃ち始めた
パンパンッ!
照屋が適当に撃ち始めると、突然逃走車はバランスを崩し、左右に揺れ始めた
「当たったんですか?」
速水は照屋にそう聞いた
「いや、俺じゃない。多分あっちが……」
照屋がそう言ったときだった。逃走車は並走している専用車を巻き込み、転がっていった。それを見た相澤は慌ててブレーキを踏んだ
「上条は報告!二人はついてこい!」
相澤はそう言うと専用車を停車させ、車から降りた
「速水はあっちを、照屋はついてこい」
相澤は拳銃を取り出しそう言った。すると速水は「了解です」と言い、巻き込まれた専用車へと向かって走っていった
「照屋、いいか?」
「もちろんです」
照屋も拳銃を取り出すとそう答えた。なので相澤は「行くぞ。注意を忘れずに」と言い、逃走車へと向かった
逃走車はひっくり返った状態で中央分離帯にぶつかっていた。なので相澤は「これ生きてるのか?」と言いながら運転席へと近寄った
するとそんな現場に布地インターチェンジ側から一台の専用車がサイレンを鳴らしならやってきた
「どうなってますか?」
捜査4の米原は専用車から降りると相澤にそう聞いた。すると相澤は「いま確認中です……が、こんな状態なのでどうなってるかはさっぱり……」と答えた
「これはダメっぽいですね。こんなんですし」
照屋は拳銃を下ろすとそう言った
「この中から救助するのは私達には無理ですね。消防に頼まないと……」
米原はその言うと部下に消防への通報を頼んだ。するとそんな所に上条がやってきた。そして相澤に「相澤さん!六王子インターチェンジで待機していた人達がこちらに向かっているそうです」と言った
「そうか。それで俺達はどうしろと?」
相澤がそう聞くと上条は「六王子からの人が到着したら戻っていいとのことです」と言った。するとそれを聞いた相澤は「そうか……」と言った……
「相澤さん!手伝ってください!」
突然どこからかそんな声が聞こえた。なのでどこからなのかと思っていると再び「こっちです!」と聞こえた。なので相澤達は声のする方向を見ると、そこには速水がいた
「速水!どうした!」
照屋がそう聞くと、速水は「大変なんです!来てください!」と助けを求めてきた。なので照屋は「俺行ってきます!」と言った
「自分も行きます」
上条もそう言うと、相澤は「そっちは頼んだ」と言った。なので二人は速水のいる所へと向かって走り出した
「相澤さん。あれは……」
米原はそう聞いた。なので相澤は「応援が巻き込まれまして……」と説明した。すると米原は「私も向こうに行きます。こちらは頼みます」と言い、部下と共に行ってしまった……
速水知歩
二等ゾンビ対策官
武器……拳銃




