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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第三章
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щу́ка

浜地警備専門社、二階……


「これは……」


秋好は二階に上がるとそう言った。建物の二階では部屋の隅に警備会社の人達が集められ、田宮の部下達が銃を向けていた。すると秋好達が来たことに気がついた田宮はこう言った


「来ましたか」


「えぇ、それよりこれはどういう状況ですか?」


秋好は状況が掴めなかったためそう聞いた。すると田宮は「建物にいた人間を全て集めました。なので三階、四階もクリアしてます」と説明した


「了解です。それであの人達は一体……?」


「ここで働いてる人達です。抵抗しなかったのでとりあえずあそこに集めてます。ただ怪しい行動をすれば容赦はしませんが」


田宮はそう言うと五田と桜井に「五田と桜井はボディーチェックをしてくれ。九重は警戒を」と指示を出した。すると五田は「了解です」と言い、銃を下ろした


「ニ、三、四階には抵抗してくる人いなかったんですか?」


秋好はそう聞いた。すると田宮は「えぇそうなんですよ。どうやら一階に集中させていたようで」と答えた


「それであの人達はどうなるんですか?」


そう聞いたのは杉谷だった。するとその質問に田宮はこう答えた


「捜査次第ですね。何も知らない社員かもしれないし、またはその逆かもしれませんからです」


田宮がそう言うと、桜井が「田宮さん!コイツこんな物持ってます!」と言ってきた。なので田宮が桜井を見ると、桜井は拳銃を持ってこちらに見せていた


「捕まえておいて。黒だし」


田宮がそう言うと、桜井は手錠を取り出した。すると突然拳銃を所持していた女は九重を蹴り倒した


「まずい……」


秋好はそう思い拳銃を取り出した。しかしその時には既に遅く、女は九重からサブマシンガンを奪い取り死角に逃げ込んでいた


「全員隠れろ!」


田宮がそういった時だった。女は死角から銃だけを出して適当に撃ち始めた。しかし田宮の注意と女が狙っていなかったというのもあり、弾丸は誰にも当たらなかった


「五田……」


田宮は五田に女から銃を回収するよう目で指示を出した。すると五田はサブマシンガンを九重に渡した。そして拳銃を向けたまま女がいる死角へと進んでいった


パンパンッ!


五田は女に向けて二回発砲した。そして田宮に「制圧しました」と報告した


「殺ったの?」


桜井はそう聞きながら五田のいる所へと移動した


「いや、腕だし死にはしないはず」


五田はそう言うと女が奪っていたサブマシンガンを回収した。そして田宮に「回収しました」と言った


「ありがとう。それは五田が持っててくれ」


田宮は五田にそう言うと、今度は九重に「九重も今後は注意するように。何が起きるか分からないんだから」と注意をした。すると九重は申し訳無さそうに「すみません……」と言い、立ち上がった


「何がともあれ無事で良かった。それで何で撃ったの? サブマシンガンはもう撃ちきってたでしょ?」


田宮は五田にそう聞きながら近付いた。なので五田は床から何かを拾うと田宮に「これ持ってたので」と言いながらそれを見せた


「拳銃以外にナイフまで持ってたのか。とりあえずこの女は詳しく調べる。とりあえず救急車を呼んでくれ」


「了解です」


田宮の指示に桜井がそう答えた。そしてスマートフォンを取り出すと救急車を呼び始めた



「秋好さん、もう大丈夫ですよ」


田宮は階段のある方を見るとそう言った。すると秋好は「すみません。真っ先に逃げてしまって」と謝りながら出てきた


「いえいえ、こちらこそすみません。ミスをしたばかりに……。それでこの後ですが、我々は残りの人含め、二階を捜査します。テロ対策1は……」


田宮がそう言った時だった。突然田宮のスマートフォンが鳴った。なので田宮は「ちょっと失礼」と言い、秋好に背中を向け電話に出た


「何かあったのか?」


相澤は隣にいる杉谷にそう言った。けれど杉谷も何があったかなど分からないため「下の班からの報告とかじゃないの?」と言った


「あ〜、それか……。てかそれなら電話である必要なくね?」


相澤はそう言った。するとそんな相澤に照屋が「手が離せないとかじゃないですか? それならおかしくないですし」と言った


「まぁそれなら考えられなくもないけど……」


相澤がそういった時だった。田宮は電話を切り、九重にこう言った


「九重!米原を呼んできてくれ!すぐに!」


「分かりました!」


九重はそう言うと階段を駆け下りていった


「田宮さん。何かあったんですか?」


そんなやり取りを見ていた秋好はそう聞いた。すると田宮はこう答えた


「浜地信明確保作戦が失敗したそうです……」


「浜地信明確保作戦……ということは、この作戦と同時にやっているやつがですか?」


秋好がそう言うと田宮は「そうです。それで今、六王子方向へ逃げているそうで応援を求められました」と言った


「それで応援にはどこを?」


「とりあえず米原班を送ります。そちらが宜しければ、テロ対策1も向かっていただけると……」


田宮はそう言った。しかしテロ対策1がここから離れるとなると、三階、四階の捜査を捜査4に丸投げすることになる。なので秋好は「我々は噛まいませんが、三階と四階の捜査をそちらに丸投げすることになってしまいまして……」と言った


「それなら大丈夫です。見張りの班にやらせるので」


田宮がそう言うと秋好はこう言った


「分かりました。こちらは任せ、我々は応援に向かいます」


「お願いします。あと米原に事情を伝えていただければ助かります」


「分かりました。それでは失礼します」


秋好はそう言うと部下達に「皆行くよ」と言い、階段を下りていった……



九重朱音ここのえあかね


一等ゾンビ対策官


武器……拳銃

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