Шу́ра
「これは酷い……」
深見は部屋の中に入るとそう言った。するとそんな深見に秋好は「無理なようだったら外に出ていいぞ」と言った
「いえ、大丈夫です」
深見はそう言うと敵が持っていた銃を回収し始めた
「秋好さん。敵数は4、全員死亡しています」
杉谷は秋好にそう言った。すると秋好は「分かった。それじゃあ身元を調べるぞ」と言い、近くに転がっている死体に近寄った。そして服に身元の分かる何かがないか調べ始めた
「照屋さん。もしかしてこれを自分達もやるんですか……?」
上条は秋好、杉谷、相澤が死体を捜査しているのを見るとそう聞いた。けれど照屋は「やらなくちゃいけないんだろうけど、俺はちょっと……」と言った
「三人は武器の回収したら外で待ってていいよ。ここにいても気分悪くなるだろうし」
秋好はそう言うと立ち上がった。そして四人目の死体を捜査を
し始めた
「照屋、どうする?」
深見は回収した拳銃を持ちながらそう聞いた。すると照屋は「武器を回収したら外で待とう。ここに居ても邪魔になる……」と言った。そして部屋の中にある警棒やナイフを回収し始めた
「私は先に向こうにいるね」
「分かりました」
上条がそう答えると深見は部屋から出ていった
『それにしても酷い部屋……』
深見が居なくなると上条は部屋の中を見回した。部屋の中には四人の死体と血飛沫があちらこちらに飛んでいた。なので部屋の中はまるでホラー映画に出てくる場面のようになっていた
しかし、そんな中にも関わらず秋好、杉谷、相澤は黙々と次第の身元を確認しようとしていた
『普段はあんな相澤さんもちゃんと仕事をしてる……』
上条は相澤を見るとそう言った。すると突然相澤が「おっしゃ!パスワードなしのスマホ見つけた!」と言い、立ち上がった
「それで身元特定できるか?」
秋好が手を止めてそう聞いた。すると相澤は「電話番号とかでできるんじゃないですか? すぐには無理だと思いますけど」と返した
「そうか。なら他に身元が分かるものがないか探してくれ。免許証とかないか?」
秋好がそう聞くと、相澤は「そういえば財布があった気が……」と言い、死体を漁り始めた。そして死体から財布を取り出すとこう言った
「カードとかはありますが、免許証とかは入ってませんね……」
「カードに名前とか書いてないか?」
秋好がその聞いた。すると相澤は財布の中からカードを一枚取り出し、名前が書いてないか探した。そして「ありました! これです」と言った
「なら紙に名前やその他の分かる事を書いて置いといてくれ。あんな感じにな」
秋好はそう言うと、一人目の死体を指差した。そこにはうつ伏せになっている死体があった。そしてその死体の上には一枚の紙が乗っていた
『あそこに死人の情報をまとめてるのか……』
それを見た上条はそう思った。するとそんな上条に相澤が「上条もやるか?」と聞いてきた。なので上条は「自分はいいです」と答え、部屋から出ていった
「なんだよ。せっかく誘ってやったのに……」
相澤はそう言うと手帳を取り出した
「遊びの誘いじゃないんだから無理だろ」
そんな相澤に秋好がそう言った。するとそれに便乗するように杉谷も「ほんと、上条の場合作戦に参加しただけでも凄いのにそんな余裕なんてないよ」と言った
「そうか? 上条ならいけると思ったんだけどな……」
相澤はそう言うと手帳に死体の情報を書き始めた。そした書き終わるとそのページを破って死体の上に置いた
「これで終わりですか?」
相澤は秋好にそう聞いた
「あぁ、先に外で待ってていいぞ。こっちはもう少し掛かりそうだからな」
秋好は死体を漁りながらそう言った
「了解。それでは外で待ってます」
相澤はそう言うと部屋から出た……
部屋の外には正面口を守る捜査4の守谷班と照屋、深見、上条がいた。なので相澤は三人に「上はどうなった?」と聞いた
「どうなったかはちょっと……ただ銃声は聞こえてこないんですよね」
照屋はその質問にそう答えた。するとそんな四人に誰かが「テロ対策部の方!二階はクリアしたのでどうぞ!」と言ってきた。なので四人が声のした方向を見ると、そこには田宮班の桜井がいた
「了解です。こちらの作業が終わり次第向かいます」
照屋がそう言うと桜井は「了解で〜す!」と言い、この場を離れていった
「秋好さんに伝える?」
「一応伝えておくか」
深見にそう聞かれると、照屋は秋好と杉谷のいる部屋に入っていった
「しっかし、上はどうなってるんだろうな。銃声がしなかったって言ってたけど」
相澤がそう言った。なので上条は「少なくとも血は流れてないんじゃないですか?」と返した……
桜井澄夏
ゾンビ対策士長
武器……拳銃




