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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第三章
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Харито́н

一月十一日、午前九時

東京本部第三会議室……


「すみません。遅れました」


そう言って部屋の中に入ってきたのは監視部の保科だった。するとそんな保科に秋好は「ちょうど九時、ギリギリセーフだな」と言った


「それではやりますか。作戦会議を……」


田宮は二人にそう言った

テロ対策1、捜査4が合同で行う『浜地警備専門社強制捜査』の作戦会議は第三会議室で行うことになっていた。なので、この部屋にはテロ対策1の対策官、捜査4の班長、そして本件に関わっている監視官が集まっていた


「監視部から何か報告等はありますか?」


秋好は監視官達にそう聞いた。すると保科が「一つあります」と言った


「銃についてですか?」


田宮がそう聞くと保科は「それ関係です」と言い、上着の内ポケットから手帳を取り出した。そして手帳をパラパラと捲るとこう言った


「昨日、組織がバイオテロを計画している……と伝えましたがその件について修正させて下さい。正確にはバイオテロの計画に関わっている……です」


保科がそう言うと秋好は「つまり?」と聞いた


「つまりはあの会社はバイオテロに関するものを用意、または運搬するだけ……ということです」


保科がそう言うと、田宮は「なるほど、じゃあ計画犯は別にいるというわけか」と言った


「そういう事です。ですが、この計画犯については既に調査1が動いているので、我々は関与しないでとの事です」


「それは分かりましたが、武器についてはそのままで?」


秋好は保科にそう聞いた。するとその質問に監視部の古河が答えた


「銃器は拳銃のみと思われます。しかしそれ以外は把握しきれていません」


「分かりました。ありがとうございます」


秋好はそうお礼を言った。すると田宮は「監視部からの報告は以外でよろしいですか?」と聞いた


「はい。以上です」


監視部を代表して保科がそう言った。すると田宮は「それでは作戦内容についてですが、今回の強制捜査の指揮は私でいいですか?」と、秋好に聞いた

なので秋好は「構いませんよ」と答えた


「それでは本作戦の指揮は私が行います。それでは強制捜査ですが……」


田宮はそう言うと、部屋にあるホワイトボードに浜地警備専門社の見取り図を書き始めた。そしてこう説明し始めた


「この会社には出入り口が二つあり、一つが大通りに面している正面口、もう一つが建物の裏にある駐車場との行き来用の出入り口です。作戦開始と共に正面を守谷班、裏を小暮班が制圧してくれ」


田宮はそう言うとホワイトボードに書いた見取り図に『守谷班』『小暮班』と担当場所に書き込んだ


「俺の班と米原班、テロ対策1は正面から、大窪、武本、喜田班は裏から突入。それでいいですか?」


田宮は秋好にそう確認した


「確認ですが我々は一番最後に付いていく……でよろしいですか?」


「勿論それで大丈夫です。突破は我々が行うので」


田宮は秋好にそう言った。なので秋好は「了解です」と答えた


「作戦開始は明日の午前七時頃、調査3とテロ対策3が行う『浜地信明確保作戦』と同じタイミングで始めます。質問等あればどうぞ」


田宮はこの部屋にいる全員にそう質問がないか聞いた。けれど誰も質問をしてこなかったため、田宮は「それでは作戦会議を以上とします。解散で」と言った

すると監視官や捜査官の一部はさっさと部屋から出ていってしまった


『思ったより規模が大きくなってきたな……』


秋好はそんな事を思いながら、テロ対策1専用室に戻ろうとした。するとそんな秋好に相澤が「秋好さん。なんだか楽しくなってきましたね」と言ってきた


「何言ってるんですか。これから大変なことになるというのに」


相澤に小田切がそう言った。けれど相澤は「大丈夫大丈夫。何とかなるよ今回も」と言った


「小田切、無駄だ。相澤はこういう奴だ」


秋好は小田切にそう言った。けれど小田切は納得出来ないらしく「最悪死者が出るかもしれないというときに相澤さんは……」と小声で言った


「まぁやる気があるだけマシだ。それより俺が心配してるのはあっちなんだよな……」


「あっち?」


小田切はそう言うと、秋好が見ている方向を見た。そこには佐田がいた為、小田切は「佐田さんですか?」と聞いた


「そうだ。相澤はほっといても大丈夫だろうが佐田はどうなるか分からんからな……明日になったらそれなりの事をするつもりではあるが」


秋好はそう言った


「それなりの事? ですか?」


「あぁ、あの状態で参加は危ないからな」


秋好はそう言うと第三会議室から出ていった。そしてテロ対策1へと向かっていった……



小田切壮汰おだぎりそうた


ゾンビ対策士長


武器……拳銃

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