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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第三章
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Фёдор

一月十日、午前九時

東京本部テロ対策1専用室……


「もう作戦まで二日か……」


そう言ったのは照屋だった。すると深見が「明日、作戦会議があるけど問題が無いといいね」と言った


「今回の作戦はどうなるんだろうね。だいぶ規模が大きいけど……」


「まぁ私達が突入するわけじゃないし、そこまで危険じゃないでしょ」


照屋の問いに佐田がそう答えた

作戦の内容はまだ詳しく決まっていないものの、既に分かっていることがあった。それは建物への突入にはテロ対策1は関わらない……ということだった


「そうはいっても、捜査4が制圧したところには入るからな。ちゃんと警戒しろよ」


三人に秋好がそう言った。すると照屋は「もちろんですとも。こんなんで病院送りは嫌ですから」と返した



トントントンッ!


照屋がそう言うと、突然部屋の扉が叩かれた。そして「失礼します」と言いながら女性対策官が入ってきた


「捜査4の人だよな? 何かあったか?」


秋好は対策官を見るとそう聞いた。するとその対策官は「はい。少々問題が起きまして……。そのため捜査4まで来ていただけますか?」と頼んだ。なので秋好は「分かった。すぐに行く」と言うと立ち上がった


「そういう訳だから、留守の間は任せたよ」


秋好は杉谷にそう言うと、対策官と共に部屋から出ていった……



「それで問題ってのは何だ?」


秋好は歩きながらそう聞いた。すると女性対策官は「先程、調査官より浜地警備専門社で動きがあると連絡を受けました」と言った


「今か?」


「そうです。今です」


秋好の質問に女性対策官はハッキリとそう答えた。そして「そこまではまだ良いんです。ですが、それを見ていた監視官より報告がありましてそれが……」と言った


「その報告ってのは?」


秋好はそう聞いた。すると女性対策官は少し間を開け、こう言った


「拳銃を所持しているとの事です」


「拳銃か……それで萱野さんは?」


「それについてはこれからです」


女性対策官はそう言うと捜査4専用室の扉を開けた


「萱野さん。状況は聞きました。それでどうするんですか?」


秋好は扉の近くにいた萱野にそう聞いた。すると萱野は「それをいま考えているんだが、策が思いつかなくてな……」と答えた


「やはり無理矢理突入ですかね?」


そう言ったのは捜査4の大窪だった。するとそんな大窪に田宮が「まぁそれだろう。これだけの事に特殊部突入はないだろうし」と言った


「だから間違いなく撃ち合いにはなる。だが、立て篭もられるとやっかいなんだよな……」


萱野はそう言いながら頭を抱えた。するとそんな会話をしている捜査4専用室に一人の女性対策官が入ってきた


「失礼します」


そう言ったのは監視部の古河だった


「皆さんお揃いでしたか」


古河は秋好達を見るとそう言った。なので秋好は「あぁ、拳銃の件で呼ばれてな」と答えた。すると古河は「なら丁度良かったです。その件について新しい事が分かりました」と言い、秋好達に近寄った


「新しい事? それは悪いことで?」


萱野は顔を上げるとそう聞いた


「残念ですが……。先程監視担当から来た情報によりますと、浜地信明がバイオテロを計画している……とのことです」


古河はそう言った


「それでその計画の中心が例の警備会社と?」


萱野がそう聞くと古河は「そうです。これは調査部からの情報になりますが、警備会社は拳銃以外にも武器を隠し持っているそうです」と言った


「なる程、分かったよ」


萱野がそう言うと、古河は「以上が新たな情報です。それでは何かありましたら監視部までお願いします」と言い、部屋から出ていった



「萱野さん。どうします?」


古河が居なくなると大窪がそう聞いた。すると萱野は「どうするも何も、ここまで来たら人員を割くしか方法がない」と言うと、立ち上がった。そして部屋全体に聞こえるよう大きな声で「班長は集まってくれ!」と言った


「萱野さん。一体何を?」


状況がいまいち飲み込めない秋好は萱野にその聞いた。すると萱野はこう説明した


「この作戦にもっと人を割り当てるんだ。最初はこの三班に担当させてたんだけど、思ったより大規模になりそうだからな」


萱野はそう言うと田宮、大窪、そして秋好の隣りにいる守谷を見た



「萱野さん。一体なんですか?」


少しすると捜査4の班長達が、秋好達のいる所に集まってきた。なので萱野は「明日、急用がない所は手を上げてくれ」と言った。すると四人の班長が手を上げた


「それじゃあ武本、米原、喜田、小暮班は明日の九時に第三会議室に来てくれ」


萱野は手を上げた四人にそう言った。するとその四人の中の一人が「明日の九時に第三会議室……それってつまり……」と言った。なので萱野は「そういうことだ。宜しく頼むよ」と言った


萱野がそう言うと、その捜査官は「やっちまった~!最悪!」と言い、この場を離れていった


「萱野さん。この作戦ってそんなに不人気なんですか?」


そんな様子を見ていた秋好は萱野にそう聞いた。すると萱野は「まぁ、いつもより大変なのは明らかだからな。ああなっても仕方ない」と答えた



『浜地警備専門社強制捜査』の作戦会議は明日の午前九時から……。既に情報は集まっているものの、直前までは監視部がどんな情報を集めてくるのか誰にも分からなかった……



田宮栄たみやさかえ


一等ゾンビ対策佐官


常備武器……拳銃

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