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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第三章
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Семён

テロ対策1専用室……


秋好と杉谷の二人が部屋に戻ると相澤が「それで何だった?」と聞いてきた。なので杉谷は「ほら、これを見な」と言い、田宮が皆に配っていた役割分担の紙を渡した


「それには何が書かれてるんですか?」


「何それ見せて見せて!」


上条と佐田がそう言いながら相澤の後ろから紙を覗き込んだ。そしてそれを見た上条は「役割分担が書かれてますね。テロ対策1は……浜地警備専門社の再調査……ですね」と言った


「え? 私達の仕事ってこれだけなんですか?」


佐田は二人にそう聞いた。するとその質問に秋好が「準備はそれだけだ。強制捜査については十一日に作戦会議、次の日に決行だとよ」と答えた


「今日って何日?」


佐田は深見にそう聞いた。すると深見は卓上カレンダーを見て「七日よ」と答えた


「という事は強制捜査までだいぶ暇になやつか。再調査なんて秒で終わりそうだし」


佐田がそう言うと秋好は「おっと、暇はないぞ。俺達には調査すべき企業や団体が沢山あるからな。再調査は二人で出来るだろうし、残りはそっちをやるぞ」と言った


「マジか。なら私、浜地なんちゃらの再調査やる。誰か一緒にやる人いない?」


佐田は皆にそう聞いた。すると相澤が「俺がやろう」と言い、手を上げた


「え〜相澤さんがですか?」


佐田は相澤を見ながら露骨に嫌そうな顔をした。なので深見が「そんなに嫌そうな顔をしないの。別に良いじゃない。相澤さんでも」と言った


「いやダメでしょ。絶対相澤さんサボるし」


佐田はすぐにそう返した。相澤はやる時はやるものの、基本的にサボりの方が多かった。なので相澤と長く共に行動をしている上条も『確かに相澤さんと組むより他の人との方が早く作業終わるからなぁ〜』と思った


「俺は数回しかサボったことないぞ。それに佐田も結構サボるだろ」


相澤はそう言った。するとすぐに佐田は「失礼な、相澤さんほどサボってませんし、ちゃんと仕事してます」と反論した


「どっちも同じだと思うけどな」


「佐田さんはギリギリ使えますけどね。相澤と違って……」

会話を聞いていた秋好と杉谷がそう言った。すると相澤が「シャラップ! 人の悪口を言うでない!」と注意した。なので杉谷は「でも事実じゃん」と言い、相澤から目をそらした


「こ、こいつちょっと仕事が出来る上にサボらないからって調子乗りやがって」


相澤がそう言うと上条が「対策官の鑑じゃないですか。それ」と突っ込んだ。するとそれに便乗するように小田切が「確かに相澤さんみたいに作戦中、飯を食ったりしませんもんね」と言った


「お前ら、俺が対策官として立派になるよう色々と教えてきたのに裏切るのか……」


相澤は後ろにいる上条と小田切を見ながらそう言った。すると上条は「その流れは朝やったのでもう突っ込みませんよ」と言った



パンパンッ!


突然秋好が手を叩き、「そろそろ仕事をするよ」と言った。するとそんな秋好に相澤が「でも再調査の担当が決まってませんよ」と指摘した


「秋好さん! 組むなら深見がいいです!」


佐田は秋好にそう言った。すると秋好は「深見、それでいいか?」と確認した


「はい。大丈夫です」


深見がそう言ったので秋好は「浜地警備専門社の再調査は佐田と深見で行え。他は別作業を行う」と言った。するとそれに不満のある相澤が「何で俺じゃないんですか?」と質問した


「理由? 相澤と佐田をペアにするのは危ないと思っただけだ」


「それだけ?」


「そうだ。それじゃあ各自仕事をしようか」


秋好はそう言うと近くにある棚を漁り始めた。その間に佐田は「秋好さん。私達は資料庫に行ってきます」と言い、部屋から出ていった



「あ〜、モチベーションが失われていく〜」


相澤はそう言うと椅子の背もたれに寄りかかった


「こっちの作業も二人一組で行う。ペアは相澤と上条、杉谷と田淵、照屋と小田切、そして俺と速水でいいな?」


秋好はそう言うと棚から黄色のファイルを取り出し、自分の机に置いた。そのファイルには白いビニールテープが貼られていて『調査対象(最新)』と書かれていた


「ようはいつものペアってことか……」


相澤がそう言うと、秋好は「そうだ。それなら文句はないだろ?」と言った


「まぁ上条なら気を使うこともないからいいけど……」


相澤がそう言うと、秋好は「それじゃあ二人はこれを調べておいて」と言うと、茶封筒を相澤に渡した。すると相澤は中身も見ずに上条に「上条、あとは任せた」と言い、茶封筒渡した


「まったく、今すぐとは言いませんからちゃんと仕事してくださいよ」


上条はそう言うと茶封筒を受け取り、中身を取り出した。中には数枚の資料が入っていた


『これはどこの調査だろ……』


上条はそう思いながら組織名の書いてある紙を探した。そして適当に資料を見ていくと一つの企業名を見つけた


『浜地警備専門社……?』


佐田千浪さたちなみ


准ゾンビ対策官


武器……拳銃

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