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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第三章
63/90

Еле́на

それからしばらくして、大平霊園近くに四鷹対策基地からの応援部隊が到着すると、すぐに保科を主司令とした作戦が始まった


大平霊園内にて……


「こえ~」


中幡はそう言いながら霊園内を歩いていた。するとそんな中幡に古河が「中幡さんって幽霊とか信じてましたっけ?」と聞いた


「いや、幽霊は別に信じてないし怖くないよ。ただこの雰囲気が怖い……」


中幡は古河を見るとそう答えた。するとそんな会話をしている二人に六原が「しかしこれだけ暗いと監視対象がどこにいるか分かりませんね」と言った


なので古河が「ですね。思ったより暗くて……」と言ったときだった。突然近くからガサガサッという物音がした


「何だ?!」


中幡が音のする方向を懐中電灯で照らした


「あ……」


そこには中幡達が追っていた監視対象がいた


「もう来たか……」


監視対象は中幡達にバレるとそう言って逃げ始めた。なので中幡は古河に「行くよ!」と言って追いかけ始めた


「でも報告を……」


「任せろ。報告は俺がする」


「お願いします」


古河は報告を六原に頼むと、中幡と共に監視対象を追いかけ始めた


「さて、報告を……」


六原は小声でそう言うと無線機を取り出した……



「待てやコラ!」


中幡がそう言ったものの、監視対象は当然のことながら止まらなかった。それどころか墓石の上に乗って逃げたりとバチ当たりなショートカットをしていた


「中幡さん。あんなことされたら絶対に追い付けませんよ」


古河はそう言った。すると中幡は「私もやったほうが……」と言った


「やめてください。バチが当たりますよ」


「だよね~」


中幡はそう答えながら監視対象を追いかけた。けれどどんどん距離が離れていくため、中幡は仕方なく拳銃を取り出した


パンッ!


中幡は上に向けて発砲した


「これ以上逃げれば撃つぞ」


中幡は監視対象にそう警告した。けれどそれでも監視対象は逃げるため、中幡は立ち止まると今度は監視対象に向けて発砲した


パンッ!


「クソッ!暗くてよく見えん」


中幡はそう言うと拳銃をしまった。するとそんな中幡の所に四鷹対策基地から来た対策官がやって来た


「今の銃声はなに?」


女性対策官がそう聞いてきたため、中幡は「あ、威嚇と制圧です」と答えた。すると女性対策官は「捜査対象が撃ったわけじゃないのね……それで捜査対象はどっちに?」と聞いてきた。なので中幡は「あっちですね」と答えた


「ありがと」


女性対策官はそう言うと監視対象が逃げていった方向へと走って行ってしまった



「中幡監視官。さっきの銃声は?それと監視対象はどこへ?」


女性対策官がこの場を離れると今度は六原がやって来た


「銃声は私です。だいぶ前に監視対象は向こうに行きました」


中幡はそう言うと監視対象が逃げていった方向を指で指した


「そうですか。では……」


六原がそう言ったときだった。突然監視対象が逃げていった方向から数発の銃声がした


「捕まえましたかね?」


銃声を聞くと中幡はそう聞いた。なので六原は「向こうにいる人に聞いてみます」と言い、無線機を取り出した。そして「こちら六原。捜査対象はどうなりましたか?」と聞いた


するとその質問への返答はすぐにきた


「こちら前村、捜査対象が発砲してきた。応援を頼む」


無線機からそう流れると中幡は「マズイやつですね。これは……」と言った。すると六原は拳銃を取り出すとこう言った


「あぁ、銃撃戦に備えておいたほうが良いな」


「ですね」


中幡はそう言うと拳銃を取り出した。そして監視対象が逃げていった方向へ慎重に進んでいった……



四鷹ゾンビ対策基地、第三司令室……


「こちら前村、司令応答願います」


突然無線機からそう流れたため、保科は無線機を取ると「こちら司令室どうぞ」と言った


「監視対象が拳銃を所持しています。すでに発砲済みです」


その報告を聞くと保科は「了解。霊園外担当班に告ぐ。最低限の人を残し、その他は捜査対象の確保に当たれ。以上」と指示を出すと無線機を切った


「保科さん。今のって……」


指示を出し終わると名取がそう言ってきた。なので保科は「あぁ、マズイことになった」と言った


「しかし、監視対象はいつ武器を……作戦前の報告では武器の所持はナイフだけだったはずでは……」


「おそらく拳銃を隠し持っていたか、それとも奪ったか……」


保科がそう言ったときだった。突然作戦前に中幡から貰った報告を思い出した


『確かに中幡の話だと大平駅で対策官が監視対象に刺されていたような……もしかしてその時に……』


保科はそう考えると名取に「名取、すまんが司令を頼む」と言った


「え?保科は何を?」


「ちょっと幅田さんの所に行ってくる。頼んだ」


保科はそう言うと部屋から飛び出した


『何かあったんですかね……』


そんな保科を見て名取はそう思った。すると突然無線機から「こちら境田、本部応答願います」と流れた。なので名取は保科の代わりに無線に応答した……



名取新なとりあらた


三等監視官


武器……拳銃

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