表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第三章
62/90

Дми́трий

午後十一時五十分、大平霊園付近にて……


「奴はどこ行った」


そう言ったのは六原だった。けれど古河も見失っていたため、何も答えなかった


六原と古河、中幡の三人は長いこと監視対象を追いかけていた。けれどこの大平霊園近くで見失ってしまった。けれど三人は何回も見失っては見つけてを繰り返していたため、古河が「ではわかれてこの付近を探しますか」と言った


すると中幡が「そうね。じゃあ見つけたら連絡よろ」と言い、監視対象を探しにこの場を離れようとした。けれどそんな中園に六原がこう言った


「ちょっと待って、監視対象が霊園内にいる可能性ないか?」


「確かに否めないけど、さすがに人手が……」


中幡がそう言ったときだった。突然一本の電話がきた。なので中幡はスマートフォンを取り出すと電話に出た。そして少しすると二人にこう言った


「朗報です。四鷹基地が助けてくれるそうです。なのでこの場待機で良いそうです」


中幡がそう言うと六原が「そうか。なら俺も連絡入れとかないとな。これでも勝手に持ち場離れてるわけだし……」と言うと、誰かに連絡をし始めた……



正子、四鷹対策基地第二会議室……


この会議室には沢山の対策官が集まっていた。そしてそんな部屋で保科は四鷹対策基地長の幅田と会話をしていた



「とりあえず基地待機の対策官の九割を集めた。これだけいれば大丈夫か?」


保科はそう言われると「えぇ、助かります」と答えた。すると幅田は「だが、司令官はつけれないがいいか?お宅のとこの作戦立案官に司令官を奪われたもんだから余ってる人がいないんだ」と言った


『藍卯またなんかやったのか……』


保科はそう思うと幅田に「では司令は私がやります」と言った。すると幅田が「いま第三司令室が空いてるからそこを使ってくれ」と言い、保科に第三司令室の鍵を渡した


「ありがとうございます」


保科はそう言うと鍵を受け取った。すると幅田が「それで現状はどうなってるんだ?」と聞いてきた。なので保科は中幡からの報告をそのまま伝えた


「監視対象は大平霊園に逃げたそうです。なので霊園、及びその周辺の捜査をしようと思います」


保科がそう言うと幅田は「そうか。じゃあここにいる対策官は自由に動かして良いから絶対捕まえてね。変なやつがうちらの担当区域にいられるのも困るから」と言うと会議室から出ていってしまった


「名取、新たな報告はあった?」


幅田がいなくなると、保科はそう聞いた。けれど名取は「いえ、十分前にきたあの報告以降、とくにありません」と言った。なので保科は名取にこう指示を出した


「中幡達に今から向かうと伝えてくれ」


「了解です」


名取はそう言うと中園に電話をかけ始めた……



「監視官さん。それで俺らはどうすれば良いんですか?」


突然男性対策官がそう聞いてきた。なので保科は「あっ、はい。では今から説明します」と言い、中央にあるホワイトボードの前に立った。そしてマイクを使い、今回の件について説明し始めた


「東京監視部の保科です。本件ですが、我々監視部の監視対象の捜査をお願いしたく……」


保科はそう言うとホワイトボードに一枚の写真を貼った


「こいつの名は矢端、元ゾンビ愛護団体のメンバーです。現場からの報告によると戦闘能力等もあり、一人が刺されている。なので注意をして作戦を行って下さい」


保科がそう言っている間に名取は対策官達に作戦資料を配っていた。そしてその作業が終わると保科はこう言った


「今回の作戦場所は大平霊園とその付近です。なので今ここにいる四班のうち、一班が霊園内へ、残りが周辺の捜査をお願いします。それでは質問等ありますでしょうか?」


保科はそう聞いた。けれど特に声が上がらなかったため、保科は「それでは作戦開始とします」と言った。すると四鷹の対策官達は皆走って部屋から出ていった……


「それじゃあここに移動しようか」


保科は名取に第三司令室の鍵を見せながらそう言った。すると名取は「了解。因みに保科さんは司令経験ってあるんですか?」と聞いた


「え?ないよ」


保科はそう答えた。すると名取は「え?じゃあ指揮とれるんですか?」と聞いた


「まぁ監視部で少人数の指揮を取ったことあるし、多分大丈夫なはず」


二人はそんな会話をしながら部屋を出た


「そうですか……対策部の司令官は五人一チームですが」


名取がそう言うと保科は「まぁ確かに人が足りない気はするけど、まぁまとめるのは四班だけだし大丈夫でしょ」と言うと第三司令室と書かれている部屋の扉を開けた


そして鍵を壁にかけると近くにある椅子に座った


「しかし司令官ってのはこんなの使ってたのか」


保科は目の前にあるモニターを見るとそう言った。すると名取が「そのモニターは基地防衛、または現場から映像が送られてきたとき用なので今回は使わないですよ」と言った


「そうなのか。てか名取詳しいな」


「えぇ、これでも監視官志望でしたから」


名取がそう答えると保科は「何かすまん」と謝った。すると名取は「いえ、別に志望と言っても監視官の調査に受かったから蹴っただけで特にあれがあったとかは……」と否定した


「あ、そういうことね」


保科はそう言うと通信機器の電源をつけた。そして名取に「一応これが動くかの確認をして」と指示を出した


すると名取は「了解です」と言い、無線を使い現場に向かっている対策官に「聞こえますか?」と聞いた……


四鷹の対策官達は緊急走行を使って大平霊園に向かっていた。なので古河達と合流するのにあまり時間はかからなかった……



保科怜央ほしなれお


一等監視官


武器……拳銃

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ