Бори́с
「しかし面倒なことになったな。明日は用事があったのによ」
相澤はそう言うとご飯を口の中に入れた
「相澤さん何か用事でもあったんですか?」
そう聞いたのは上条だった。すると相澤は口の中に米を入れたままこう言った
「あぁ、明日は……」
「先に飲み込んでください。普通に汚いので」
上条がそう言うと相澤は米を飲み込んだ。そして「明日は漫画の発売日なんだよねぇ~」と言った
「相澤さんって漫画読んでたんですね。てっきりゲーム一筋だと思ってました」
上条がそう言うと、後ろから小田切が「上条、相澤さんのスマホ見たことあるか?」と聞いてきた。なので上条は「えぇ、見たことはありますが、中までは……」と答えた
すると小田切は「この人、漫画アプリがこれでもかってくらい入ってるよ」と言った
「そうだったんですか。本部では読んでるところを見たこと無かったので初めて知りました」
上条は小田切にそう言った。すると二人の会話を聞いていた相澤は「まぁ本部じゃゲームしかしてないしな」と言い、軽く笑った
「仕事中にゲームというのもアウトですけどね」
上条はそう突っ込んだ。するとそれに対して小田切が「それも今更感凄いけどね」と言った
「はいはーい。そこの三人方ちょっと良いかな?」
突然誰かがそう言ってきた。なので上条が声のする方を見ると、そこには佐田がいた
「何だ?俺は飯タイム何だが」
相澤がそう言うと佐田は「いや、いま飯食うなよ」と突っ込んだ。そして続けて上条と小田切にこう言った
「それで本題なんだけど……はい。これ」
佐田はそう言うと上条に銃を渡した
「え?銃ですか?」
上条は銃を受け取るとそう言った
「テロ対策部は銃持つ予定ありませんよね?なのに何で?」
小田切が佐田にそう聞いた。すると佐田は「余ったから使って良いって!」と説明した
「銃なのに管理ガバくないか?」
小田切はボソッと言った。すると上条は「何にせよ使えるなら助かりますけどね」と言った
「それでいくつ使えるんですか?」
小田切はそう聞いた。すると佐田は「三つよ。一つは深見、もう一つは秋好さん。そして最後がそれよ」と言った
「上条、それ使わせてくれんか?」
そう言ってきたのは相澤だった。なので上条は「分かりましたから早く食べてください」と言った。するとそんなやり取りを見た佐田は「相澤のお世話係は大変ね」と言い、深見のいる所へと行ってしまった
「お世話係って……ただの上司と部下なんですけど……」
上条はボソッと言った。するとそんな上条に小田切は「いや、周りから見るとただのお世話係だぞ」と言った
「マジですか?」
「マジよ。ぶっちゃけハズレポジ」
「マジですか……」
上条はそう言うと相澤を見た。相澤はまだ縁石に座ってコンビニ飯を食べながら、スマートフォンを操作していた……
東京本部、一階……
東京本部の一階には本部を守る対策官が沢山いた。そんな一階を抜け、秋好と林はエレベーターに乗り込んだ
「林、今回の作戦どう思う?」
秋好はエレベーターの扉を閉めるとそう聞いた
「別にいつも通りかと」
林は秋好の質問にそう答えた。すると秋好は「そうか……」と言った
「秋好さんの方で何かあったんですか?」
「いや、ちょっと作戦に不備というか、おかしな点があってな……」
秋好がそう言ったときだった。エレベーターは止まり、扉が開いた。なので秋好は「まぁこれから聞くんだけどね」と言うとエレベーターを降りた。そしてテロ対策室となっている第二会議室へと向かった……
東京本部第二会議室……
ガチャッ!
秋好が扉を開けると、本部長の仲野が「秋好と林か。そっちは今のところ順調かい?」と聞いてきた。なので秋好は「あぁ、一人飯食ってるけど問題ないよ」と答えた
そして秋好は三ツ木の隣に座った。すると三ツ木が「飯食ってるやつってアイツか?」と聞いてきた。なので秋好は「そうだよ。というよりこんな状況で呑気に飯を食えるのはアイツしかいない」と言った
すると三ツ木は「いや、残念だがここにもいるぞ」と言い、指を指した。なので秋好は指されている方向を見ると、そこにはおにぎりを食べている対策官がいた
「ん?何か用?」
その対策官は秋好にそう言ってきた。なので秋好は「いや、何でもない」と言って見るのをやめた
「な、ここにも度胸のあるやつもいたろ?」
「あぁ、うちのところだけじゃなかったね」
秋好がそう言ったときだった。突然バンッ!と大きな音が部屋の中に鳴り響いた。なので秋好は慌てて音のする方向を見ると、そこには作戦立案官の藍卯がいた
「藍卯、悪いんだがもう少し優しく扉を開けてくれないか?このままだと壊れる」
仲野はそう注意した。けれど藍卯は「それじゃあ最終確認をするぞ、これを回してくれ」と言うと近くの席に座っている対策官にいる茶封筒を渡した……
秋好歴
一等ゾンビ対策佐官
常備武器……拳銃




