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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第二章
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Ludwig

東京本部、監視部専用室……


「宇賀から聞いたけど、真野さん大変だったみたいね」


そう言ったのは宮代だった。すると真野は「本当に大変だったんですよ。一歩間違えれば死んでたんですよ」と言った


「まぁまぁ、私もそれくらいの経験なら何回かあるのよ。でも生きてるから貴方も大丈夫よ」


宮代はそう言うとクスクスと笑った。すると真野はムスッとしながら「こっちは死にかけたというのに……」と小声で言った。するとこの場にいた古河がこう言った


「そんなに怒らないの。宮代さんも別に悪気があったわけじゃないんだから」


古河はそう言いながら真野の肩を叩いた。すると宮代が「私の発言、そんなにアレだったかな?」と古河に聞いた。すると古河は宮代に「受け取り手次第ですね」と言い、真野には「最初の内は誰でもあることなんだから、気にしない!ね!」と言った


『あー、これ私が悪者役のやつだ』


宮代が心の中でそう思ったときだった。突然、監視部専用室の扉が開くと部屋の中に高坂が入ってきた。高坂は部屋の中を見渡すと、宮代達がいる所にやって来た


「古河さん。少々宜しいですか?」


古河はそう言われると「はい。構いませんが、一体?」と聞いた。すると高坂は「内容がアレなので、移動しましょう」と言った。なので古河は宮代と真野に「ちょっと行ってきます」と言い、高坂と共に部屋から出ていった


「古河さん、何かやったんですか?」


真野は宮代にそう聞いた。しかし宮代も事情を知らないため「さぁ、何かやったのかな?」と言った……



同階、非常階段にて……


「あの、お話というのは一体……」


非常階段への扉を高坂が開くと、古河はそう聞いた。すると高坂はこう言った


「愛護団体に乗り込んだとき、何か貰いませんでしたか?」


「え?貰う?」


「はい。愛護団体のメンバーから何か貰いませんでしたか?」


高坂はそう聞いた。すると古河は作戦中、柴本から何か貰ったことを思い出した。なので上着のポケットに手を入れてみると、そこからUSBメモリが出てきた


「確かこれを……」


古河はそう言うと高坂にUSBメモリを渡した


古河はゾンビ愛護団体総本部に潜入したさい、柴本と呼ばれている女性から、そのときは何か分からなかったものの何かを渡されていた。しかし古河は、それを受け取っていたことを忘れていたため、渡されたものがUSBメモリだということをいま知った


「中身は見ましたか?」


高坂はそう聞いてきた。なので古河は首を横に振ると「いえ、そもそも渡されていたことを忘れていたもので……」と言った


「そうですか。では、誰から貰ったか分かりますか?」


「確か、柴本と呼ばれている女性です。潜入のとき、色々とあったのでよく覚えています」


古河ははっきりと言った。するとそれを聞いた高坂は『柴本…… 確かゾンビ愛護団体の研究員だったはず……』と考えた


そして「分かりました。これは情報管理課が必要としている物なので、貰いますね」と言い、USBメモリを握った。すると古河は「分かりました」と言った


すると高坂は「それでは失礼します」と言い、扉を開けようとした。しかし高坂がここから出る前に、古河はこう聞いた


「高坂さん。私が持っていたそれは何なのですか?」


古河がそう言うと、高坂は立ち止まった。そして「私も中身が何かは分かりません。けれど、これは情報管理課だけでなく、調査部も必要としている物…… とだけ言っておきます」


高坂はそう言うと一礼して非常階段から出ていった


古河は高坂が居なくなると「えっと、私が貰ったやつってそんなに大切なやつだった……のかな?」と小声で言った


そして監視部専用室に戻ろうとしたときだった。古河が扉を開けるよりも早く、誰かが扉を開けた



「古河さん。一体何を……」


そう言ってきたのは真野だった。するとそれに続くように「すまない。何とか部屋で待つよう言ったんだけど、心配らしくて……」と宮代が言った


「心配?」


古河はそう聞いた。するとその質問に対して真野は「何かやらかして、監視部から飛ばさせるかと思いまして……」と言った。すると古河は真野の肩を軽く叩くと「何もやってないわよ。ちょっとお話があっただけだから」と言い、非常階段から出た


「お話?」


古河の発言を聞くと、宮代はそう聞いた


「えぇ、ただその件は部屋でしましょう。立ち話もアレですしね」


古河は監視部専用室の扉を開けるとそう言った。すると宮代は「確かにそっちの方がいいな」と言い、真野と部屋に入っていった……




宮代波央みやしろなお


二等監視官


武器……拳銃

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