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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第二章
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Konrad

それから五分後

テロ対策1専用室……


バンッ!


秋好達が部屋で仕事をしていると、突然扉が開いた。なので秋好が扉のある方向を見ると、そこには小田切がいた


「秋好さん!大変です!」


秋好はそう言われると手を止めてこう言った


「そんなに慌ててどうした?何かあったのか?」


秋好がそう言うと、小田切は呼吸が乱れたまま「午後九時から強制捜査らしいです」と言った。しかしそれだけではどこの強制捜査か分からなかったため、秋好は「強制捜査?どこのだ?」と聞き返した


「ゾンビ愛護団体総本部です!」


秋好の質問に小田切はそう答えた


「愛護団体だと?その強制捜査は三日後のはずじゃ……」


秋好は口に手を当てながらそう言った。すると小田切は「でも確かに今日の午後七時からだと聞きました」と言った


「それは誰が言ってたんだ?」


秋好はそう聞いた


ゾンビ殲滅局東京本部には対策官が沢山おり、中には少しおかしい人もいた。なのでそれが信用できる情報なのか確かめるためにそう聞いた


「保科さんです」


小田切がそう答えた。保科は監視部の階級の中で一番高く、監視部に長くいる人物だった。なので秋好も保科の事をよく知っていた。なのでその情報が信用できるものだと思った


「まじか…… 小田切、悪いが杉谷達をここに呼んできてくれないか?」


秋好がそう頼むと小田切は「分かりました」と言い、部屋から飛び出した



「あの、秋好さん。愛護団体の強制捜査にうちら関わる予定ありましたっけ?」


秋好にそう聞いたのは照屋だった。なので秋好は「いや、強制捜査自体には関わらないよ」と言った


すると今度は相澤がこう聞いてきた


「じゃあ何で『まずい!』みたいな顔をしてるんですか?」


『そんな顔してたか?』


秋好は相澤の発言に対して、そう思いながらも「照屋は知らないだろうけど、相澤は知ってるだろ。過去に数回あったし」と言った


しかし相澤は少し間を開けると「忘れた……」と言った


「仕方ない、照屋はもちろん。田渕と速水も知らないだろうし、一度説明しよう」


秋好がそう言うと、作業をしていた田渕と速水は顔を上げた



「どこかしらの部署が一部の組織に強制捜査を仕掛ける場合、テロ対策部はもしもの時に備えないといけないんだよ」


「一部?」


照屋は秋好の説明を聞くとそう聞いた。すると秋好は「あぁ、ここに載ってる組織のことだ」と言うと、机の中から小さく畳まれた紙を取り出し、それを照屋に渡した


「これは……」


照屋が受け取り、紙を見てみるとそこには『ゾンビ愛護団体総本部』といったゾンビ対策官なら知っている、危険な組織が書かれていた


「つまり、今日ゾンビ愛護団体総本部に強制捜査が行われる場合、私達は帰れない……ということですね」


田渕は照屋の持っている紙をチラッと見ると、秋好に確認のためそう聞いた


「あぁ、すまないがそういうことだ」


秋好がそう言うと、相澤が「まぁいいじゃないの。どうせ他の部署の奴等も居残りだろうし、俺らだけが損する訳じゃないよ」と言い、椅子の背もたれに寄っ掛かった。するとそんな相澤に秋好はこう言った


「悪いが、このルールはテロ対策部だけのものだぞ」


秋好がそう言うと、相澤はすぐに「え?それはつまり?」と聞いてきた。なので秋好は「この理由で居残りするのはテロ対策部だけ」と言った


「まぁ、テロ対策部ですし……うん」


照屋は小声でそう言った。すると相澤は照屋に「いや、どういうことだよ」と突っ込んだ


「そのままですよ。ゾンビ愛護団体はかなりの力を持っている組織です。なのでその総本部に強制捜査をすることに反発する人もいるでしょう。その対処が我々の仕事……ということですよね?秋好さん」


照屋は秋好にそう確認した


「あぁ、正確にいうとそこら辺の対処は警備部の担当だが、俺達もやることはあまり変わらないな」



秋好がそう言ったときだった。部屋の扉が開き、小田切が戻ってきた


「秋好さん。呼んできました」


小田切にそう言われると相澤、照屋としていた雑談を止めて「あぁ、ありがとう」と言った。そして小田切が連れてきた杉谷達にこう聞いた


「五人はこのあと暇か?」


秋好がそう聞くと佐田が「その後にくる言葉次第ですね」と言った。なので秋好は「杉谷は分かると思うが、今日はみんな居残りだ」と言った


しかし事情の分からない佐田は「え?何故に?」と聞いた。すると事情を知っている杉谷が佐田にこう言った


「これから愛護団体の強制捜査があるのは知ってるでしょ?」


杉谷がそう聞くと佐田は「うん」と言いながら小さく頷いた


「ゾンビ愛護団体ってヤバいうえにかなりの人を抱えてるでしょ?だから強制捜査をした場合、そのメンバーが過激な行動をする可能性が高いの。だからテロ対策部はテロ対策の一環として、強制捜査が行われている間は本部にいることになってるの」


杉谷はそう説明した


テロ対策部にはこのように『そこまでするか?』と思うようなルールがいくつもあった。しかしこれがあるのにも理由があり、何となくで決まったわけでは無かった……


佐田千浪さたちなみ


准ゾンビ対策官


武器……拳銃

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