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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第一章
23/90

William

東京本部、監視部専用室……


「本郷さん。林村についての調査終わりました」


古河はそう言うと本郷に資料を渡した。すると本郷はその資料を受け取ると、それを読み始めた


古河はこの六日間、高坂と共に林村について調べていた。林村はゾンビ愛護団体のメンバーであるものの、監視部はマークしていなかった。けれど、テロ対策部と共に監視部監視していたとき、交通事故で死んでしまったのだ


なので監視部は、林村をひいた車が逃走したことからゾンビ愛護団体に消されたと判断し、林村に関することを高坂と古河に調べさせていた



「結局捕まったのか。殺したやつは」


本郷は資料を読むとそう言った。すると高坂がそれについて説明した


「はい。警察が捕まえたそうなのですが、身柄がこちらに来ることはなさそうです。あくまで向こうは交通事故で色々とやるとのことで」


「そうか。じゃあ林村の調査はこのくらいで……」


本郷がそう言いながら紙をめくったときだった。突然古河が一枚の紙を渡した


「これを」


本郷はそう言われると、戸惑いながらも紙を受け取った。そしてその紙を見てみると、そこにはゾンビ愛護団体のメンバーの関係図が書かれていた


「なんだこれ?」


本郷は紙を見るとそう言った。すると古河は「林村のところを見てください」と言った。なので本郷は関係図の中から林村の名前を探して見た。するとそこには『林村』から沢山の線が延びていた


「なんだこの数!?」


本郷はそう言った。そしてその線の先を見てみると『スーパーマーケットLIV』や『マル食品』といった会社が書かれていた


「ここに書いてある企業は全てゾンビ愛護団体の資金源です」


高坂はそう言った


「え?そこまで調べたの?」


本郷はあくまで林村の周りだけの調査を頼んでいたので、少し驚いていた。するとそんな本郷に高坂はこう言った


「はい。林村を調べていくとここまでたどり着きました」


「と、いってもテロ対策1の杉谷さんからの情報もありますけどね」


古河は高坂に続いてそう言った


二人は林村がゾンビ愛護団体の資金源となる企業を保有していると分かった時点で、杉谷達に協力を求めていた。なので杉谷達と高坂、古河はほとんどの情報を共有していたのだ



「テロ対策1と協力してやってたのか…… 初耳だわ」


本郷はまさかここまで調べるとは思っておらず、何と言って良いか困っていた。するとそんな本郷に宇賀が話しかけた


「そう言えば、榎本さんがその店の強制捜査を近々やるって言ってましたよ」


宇賀は本郷の持っている紙の『スーパーマーケットLIV』という文字を指差してそう言った


「あいつ、また口を滑らせたのか……」


本郷はボソッと言った


対策4の情報管理課は機密情報などを扱っている。けれど、その対策4のリーダーである榎本は口が軽く、度々公開されていない情報を言ってしまうことがあった


「けれど、これでここは強制捜査することが分かりました。と、なるとあと四つです」


古河はそう言った。高坂と古河はゾンビ愛護団体の資金源を五つ見つけていた。そのうちの一つは強制捜査を行うことが分かったので問題はないが、残りの四つはどうなるかまだ決まっていなかった


「分かった。これについては直接話を通してくるよ」


本郷はそう言うと立ち上がり、部屋から出ていった。おそらく本郷は本部長に直接報告しに行ったのだろう。高坂はそう考えると別の作業をするためにこの場を離れた



「しかし、よく資金源なんて調べたな。テロ対策1も資金源調べに苦労してなかったか?」


本郷と高坂が居なくなると、宇賀はそう言った。すると古河は近くにある椅子に座るとこう言った


「確かにテロ対策1の杉谷さん達も調査してましたが、こちらには高坂さんがいますから。それでも大変でしたけどね」


古河は宇賀にそう言った


高坂は色々な部署に知り合いがいた。なので高坂はその知り合いに調査のことを説明し、協力を求めていた。なので高坂と古河は、テロ対策1よりも多くの情報を知ることができた。なのでここまで調べることができたのだ


「やっぱり他の部署に知り合いがいると凄いな。ここまでできるんだから」


宇賀はそう言った


宇賀も他の部署に予備対策官時代の知り合いはいたものの、今となっては完全に縁が切れており、調査の協力を頼むような仲ではなかった


「ですよね」


古河もボソッと言った


古河も宇賀と同様で、予備対策官時代に仲のいい人はいたものの、今となっては連絡すらしていなかった。なので高坂のようなことは出来なかった


「やっぱり高坂さんはす……」


宇賀がそこまで言ったときだった。突然、扉が叩かれる音がした。なので二人は扉を見ると、扉が開き部屋の中に杉谷が入ってきた……


三ツ木博信みつぎひろのぶ


潜入捜査官


武器……拳銃

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