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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第一章
20/90

Tare

東京本部、第一資料庫準備室……


杉谷は調査のために第一資料庫を使おうとしていた。杉谷は第一資料庫準備室に入ると、近くにいた女性対策官に話しかけた


「すみません。資料の返却をお願いしたいのですが……」


杉谷はそう言いながら資料を差し出した


「はい。承りました」


女性対策官はそう言うと杉谷から資料を貰った


東京本部にある資料庫は、対策部の情報管理課と警備部の資料管理課が管理をしていた。なので、資料を取り出すときは各自でやるのだが、しまうときは資料庫を管理している人達に頼むのが一般的だった



『それじゃあ調べようかな』


杉谷は女性対策官に資料の片付けを頼むと、検索機を使い始めた。そして資料のある棚を調べると第一資料庫に入った……



それから十分後、杉谷は資料を持って資料庫から出てきた。残っていた調査が一つだったため、今回の資料はあまり多くなかった


「一応確認しますか」


杉谷はボソッと言うと第一資料庫準備室にある机に取り出してきた資料を置いた。そして取り忘れがないか確認し始めた。するとそんな杉谷に誰かが話しかけてきた


「杉谷対策官、その調査手伝いましょうか?」


杉谷はそう言われると、声のした方向を見た。するとそこには元町がいた


テロ対策部は仕事の都合上、情報管理課と合同捜査をすることがあった。なので、テロ対策部に所属している杉谷のことを元町は知っていた


「えっと、情報管理課の……」


「元町です」


元町はそう言うと念のために対策手帳を見せた


元町は情報管理課所属の対策官であるものの、普段は他の人とは違う任務をしており、テロ対策部との合同捜査には一回しか参加したことがなかった。なので杉谷は元町の顔は覚えていても、名前までは覚えていなかった


「でも何で突然……」


杉谷がそう言うと、元町は机の上にある資料を取った。そして資料をめくり、とあるページを杉谷に見せながらこう言った


「この組織について、話せることがあるからです」


「話せることとは何ですか?」


杉谷はそう聞いた。すると元町は「この情報はあれな物なので情報管理課まで来てもらえますか?」と頼んだ


資料管理課は東京本部に入ってくる情報、資料を管理しているところだった。なので出来る限り広めたくない情報もあるのだろう。なので杉谷は情報管理課の部屋に行くことにした


「分かりました」


杉谷はそう言うと資料を持ち、元町に案内されながら情報管理課の部屋へと向かって歩きだした……



東京本部、対策4情報管理課……



ガチャッ!


元町は部屋の扉を開けると中に入った。情報管理課の部屋は他の部屋とは違い、部屋に入ってすぐのところにカウンターテーブルがあった


「ここに座って下さい」


元町はそう言うと椅子を出した。杉谷は戸惑いながらもその椅子に座った。すると部屋の奥から男性対策官が出て来て、元町にこう言った


「元町、何かあったの?」


男性対策官がそう聞くと、元町は杉谷が取り出した資料を見せながらこう言った


「これについて調べている人がいたので、詳しく話そうかと思いまして…… 構いませんよね?」


「あぁ、良いんじゃない。ただあまり広めないようにね」


男性対策官はそう言うと部屋の奥に行ってしまった



「榎本さんからの許可も下りたので、話しましょう」


元町はそう言うと杉谷の向かいにある椅子に座った。そして資料を机の上に置くとこう言った


「この店は我々も黒だと睨んでいます」


杉谷はそう言われると、自分の持ってきた資料を見た


いま杉谷が調べようとしている組織は『スーパーマーケットLIV』という店だった。この店は中部、関西を中心にある店で、東京都には羽町市と田街市に一店舗ずつあった。しかしこの調査はあくまで、適当に選んだ中の十個にたまたまあっただけなので、元町からそう言われるとは思っていなかった


「この店、愛護団体と関係があるのですか?」


杉谷はそう聞いた。すると元町はこう言った


「関係もなにも、ゾンビ愛護団体の資金源……だそうです。潜入捜査官からの資料にそう書いてありました」


元町はそう言うと立ち上がり、近くの棚から緑色のファイルを取り出した。そしてそのファイルから一枚の紙を取り出すと、杉谷に見せた


「この店が資金源?」


「はい。なので、これから作戦を立てる所だったんです」


杉谷はそう言われると、元町が出した資料の端を見た。そこには製作者の名前は書かれていないものの、製作日の欄に今日の日付が書かれていた


「この資料は今日受け取ったもので、対策などについてはこれから決めるところでした。なのでこの対策、テロ対策部も手伝って頂けませんか?」


元町は杉谷にそう言った。しかし合同捜査を行うかどうかの権限は、リーダーである秋好にしかなかった。なので今どうするかは杉谷に決めれなかった


「すみませんが、合同捜査に関する権限はないので秋好さんに聞かないと……」


なので杉谷はそう答えた。すると元町は「榎本さん。ちょっと良いですか?」と呼んだ。すると先ほど元町と話していた男性対策官がこちらに来た


「何かあった?」


榎本は元町にそう聞いた。なので元町はテロ対策部との合同捜査について話始めた。すると榎本はこう言った


「分かった。秋好さんに話してくる」


榎本はそう言うと、部屋の奥に向かって「及川!居ない間頼むよ!」と言い部屋から出ていった


「これで合同捜査ですね」


元町はそう言うと軽く微笑んだ


榎本という男性対策官は、この情報管理課のリーダーだった。なのでそんな人を動かせる元町さんは一体何者なのか……と杉谷は思った



榎本伊織えのもといおり


准高製作官


武器……拳銃

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