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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第一章
12/90

Love

東京本部、第一資料庫……


ここには相澤達が監視する人物の情報を探している高坂がいた。高坂の階級は二等監視官であり、上から二番目の階級だった。けれど、高坂は情報を探すといった仕事を得意としていたため自らこの作業をしていた


『監視するのは林村と谷津か……』


高坂は資料のしまってある棚に移動しながらそう考えた


相澤達C班が監視するのは、林村秋亮と谷津泰三だった。この二人は過去に行った強制捜査で対策官に暴力を振るって逮捕されていた


けれど、この二人がやったのはそれだけで、高坂は危険人物だと思っていなかった


『けど仕方ないか。間勝や柴本といった危険人物は既に監視部が監視してるし』


高坂はそう考えると立ち止まった。そして目の前にある移動棚を動かし始めた



ゾンビ愛護団体……この団体はゾンビに人権を与えろといい、度々対策官の活動を妨害する団体だった。なので東京本部は何としてもこの組織を潰そうとしていた


『ゾンビ愛護団体ができて来年で三十年。その三十年間、東京本部は潰そうとしてきたが、未だにできていない』


高坂はそう考えながら棚を開けた。そして中にしまってある資料を取り出すと棚を閉じた


『ゾンビ愛護団体はゾンビ対策官だけではなく、警察官、麻薬取締官からも目をつけられている。それなのによく生き残ってること……』


ゾンビ愛護団体は三つの組織に目をつけられていた


なのでその三つの組織は何回もゾンビ愛護団体総本部に強制捜査を行っていた。そしてその強制捜査のたびに何人も逮捕してきた。けれどそれでもゾンビ愛護団体はつぶれるどころか、前より人数が増えていた


『奴等に裏があるのは分かっている。けれどその裏がまだ分からない』


高坂はゾンビ愛護団体の裏には強大な何かがあると予想していた


そんなゾンビ愛護団体に、東京本部は潜入捜査官を忍ばせていた。潜入捜査官の仕事は情報収集と妨害工作だった。けれどそんな潜入捜査官がいるにも関わらず、ゾンビ愛護団体の資金源などは分かっていなかった……



「高坂二等監視官」


高坂は突然誰かに呼ばれた。なのでその声のする方向を見ると、そこには紙袋を持っている女性がいた


「今日はここでですか」


高坂はそう言った。するとその女性は高坂に近付きながらこう言った


「いえ、本当は監視課で渡そうと思ったのですが、高坂二等監視官がいたもので」


彼女はそう言うと高坂に紙袋を渡した


「けれど、元町さんは第一資料庫使うんですね。私はこの資料庫を一日に何回も使っていますが、貴方とここであったのは始めてです」


高坂はそう言った。高坂は仕事の都合上、この第一資料庫に何回も来ていた。すると元町という女性がこう言った


「今回はたまたまですよ。普段は使いませんので」


「そうですか。それで、今回は何の資料ですか?」


高坂は元町から受け取った紙袋をチラッと見るとそう聞いた


「今回は愛護団体の資料です。もちろん今回の資料も潜入捜査官からの情報をまとめてつくったものなので、外部に漏らさないでくださいね」


元町は一応そう言った。すると高坂は「もちろんですよ。漏らして得することはありませんから」と言った


「それでは私は別の仕事がありますので……」


戻るとはそう言うと何処かへ行こうとした。しかし高坂は元町が何処かに行く前にこう言った


「元町さん。少し宜しいですか?」


高坂がそう言うと元町は「構いませんけど何ですか?」と、不思議そうに答えた


「我々監視部はテロ対策部と共にゾンビ愛護団体の調査を始めました。なので愛護団体関係の情報がありましたらお願いします」


「分かりました。私なりに調べてみます」


元町はそう言うと第一資料庫から出ていった


彼女は対策課所属の対策官だった。けれど、元町の仕事はゾンビを倒すことではなく、情報及び資料を管理することだった。なので危険な個人、組織を監視している監視課とは度々情報交換をしていた


『やはり潜入捜査官と情報交換できる人がいると安心感がありますね』


高坂はそう思うと、別の資料がしまわれている棚に移動した


元町の所属しているところは、対策スパイス部対策4というところで周りの人は情報管理課と呼んでいた。そんな情報管理課は潜入捜査官のサポートもしているため、かなり有益な情報が入っていた


なので元町から受け取る情報はとても役に立っていた


『とりあえずこの資料をとったら戻りましょうか。それなりに時間も経ってますし』


高坂は腕時計で時間を確認すると、心の中で自分にそう言った。高坂は元々、相澤達の監視する人物に関する情報を集めに来ていた。けれど元町と偶然会ったことでかなり時間がとられてしまっていた


なので高坂は棚から資料を取り出すと、第一資料庫を出た。そして相澤達のいる監視部専用室へと向かって歩き始めた……



高坂蛍こうさかほたる


二等監視官


武器……拳銃

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