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テロ対策は闇が深い!  作者: ソーダ
第一章
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King

それから数十分後……


テロ対策1専用室の扉が開くと中から佐田が出てきた


「照屋君、もう入って大丈夫だよ」


佐田は通路で突っ立っている照屋にそう言った。なので照屋は恐る恐る部屋の中に入った


「照屋准官どこに行っていたのですか?」


『あれ?』


速水がそう言うと照屋はそう思った。さっき佐田から大丈夫だと言われたから部屋に入ったのに、速水の言葉はトゲがあるような気がした


「早くやらないと期限内に終わりませんよ」


速水はそう言うと調査をし始めた。すると照屋は「ちょっと出てくる」と言うと部屋から出た。そして廊下で待っていた佐田にこう聞いた


「速水に何をしたらこうなったの?」


そう聞くと佐田はこう言った


「いや、ただ誉め続けただけよ。その他は何もしてない」


「え?」


佐田にそう説明されると照屋はそう言った。まさか誉めるだけで元の速水に戻るとは思わなかったので、色々と驚いていた


「とりあえず大丈夫だから私は行くね。ヤバくなったらまた呼んで」


佐田はそう言うと何処かへ行ってしまった。なので照屋はテロ対策1専用室に入った。そして自分の椅子に座ると速水がこう言ってきた


「照屋准官、この資料無いので探してきます」


「あ、うん。分かった」


照屋がそう言うと速水は部屋から出ていった


『不思議なやつだな』


照屋は速水を見るとそう思った。速水はスイッチが入らない限り、真面目で良い人だった。しかし何かしらが原因でスイッチが入ると、思考が暴走してしまい止めるのが大変だった


『まぁ何がともあれ、これで仕事ができる』


照屋は考えると、調査をし始めた……



東京本部、監視部専用室……


「了解。この二人で良いんだね」


そう聞いたのは本郷だった。すると相澤は「もちろんです」と言った。すると本郷は相澤から貰った紙を高坂に渡した


「この二人に関する情報を持ってきてくれ」


「了解です」


高坂はそう言うと監視部専用室から出ていった


監視部には他の部署よりも資料が保管されていた。けれど、この部屋にも全ての資料はないため、高坂は第一資料庫に向かっていた



ガチャッ!


突然扉が開くと、部屋の中に中幡が入ってきた。中幡は相澤を見ると本郷にこう聞いた


「あれ?合同捜査でもするんですか?」


中幡は朝からずっと第一資料庫にいたため、テロ対策部と監視部が一緒に監視任務をすることを知らなかった。なので本郷はその事について話した。すると中幡はこう言った


「私、テロ対策1の杉谷さんに良ければ監視任務しますよって言っちゃったんですが……」


「それについては大丈夫です。俺と杉谷は担当が違うので!」


相澤は中幡にそう言った。するとそれに対して本郷がこう言った


「そうじゃなくて、人数の方な。監視部は今の監視任務だけでも精一杯なのに、二班と合同捜査は厳しい」


監視部の本来の業務は、危険な個人、団体の監視である。なので監視部はそこまで人がいなかった


「まぁ私の方はあくまで『監視案件があったら』ですから、無ければ大丈夫です。それにあったら私が……」


「一人で二十四時間監視するの?」


本郷が中幡にそう言った


監視部は危険な個人、団体を二十四時間監視している。といっても当然のことながら交代して監視を行っている。なので監視任務を一人で出来るとは誰も思わなかった


「根性よ。根性で何とかなる」


『根性論で何とかなったことあるか?』


本郷は心の中でそう呟いた。そして中幡に「まぁその時になったら交代要員は確保しておくよ」と言った


「一応聞いておくんだけど、相澤って監視のやり方知ってるか?」


本郷は相澤にそう聞いた。すると相澤は「もちろん」と言うと続けてこう言った


「ストーカーの真似すれば良いんですよね」


「あー。心構えはあってるんじゃない?」


本郷はそう言った


実際に監視部はストーカーみたいなことをして行動を把握していた。が、個人の監視任務の場合は必ず二人で行っていた。これは何かあったとき、一人は報告。もう一人は監視任務を行えるようにするためだった


しかし、ゾンビ愛護団体総本部の監視はこれとは違った。これの場合はゾンビ愛護団体総本部入り口の前にある建物を監視部が借りており、そこで監視任務を行っていた。こちらの場合は監視カメラなどで撮っているため、監視官は一人だけだった


「一応これを」


中幡はそう言うと相澤に一枚の紙を渡した。相澤は紙を受け取り、見るとそこには監視任務のやり方が書いてあった


「それの通りやれば大丈夫なはずだから。それとその紙は持ち帰るなよ。拡散されると面倒だから」


本郷は相澤にそう言った


ゾンビ愛護団体は色々な組織が取り締まろうと目をつけていた。なので一つの組織がゾンビ愛護団体に情報を漏らすと全てに迷惑をかけるのだった。なので本郷も情報の取り扱いに関してはかなり厳しかった


「了解です。今のうちに覚えておきますね」


相澤はそう言うと、中幡から貰った資料を読み始めた……



本郷奏志ほんごうそうし


一等監視官


武器……拳銃

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