集会所
「ここが集会所じゃ」
「おおお」
そこは、まるで神殿のような作りになっていて、さっきから装備した女の子たちが行ったりきたりしていた。
「じゃ私はこれで帰るのじゃ」
狩人は案内した瞬間、あっさりと後ろを向いて帰ろうとした。
「えっ?ちょいちょい待てや」
「なんじゃお兄ちゃん?」
「この展開はこれから一緒に仲間となって、魔王を倒すため一緒に戦うのが、一般的だろ!」
「なにを言ってるんじゃ、というかわしが仲間になって門番の仕事を減らすわけにはいかんじゃろが」
「確かにそうだけど、そこは誰かがなんとかしてくれて、一緒に頑張るパターンじゃ...」
「こっちは人手不足なんじゃ!こんないたいけな13歳を門番にするくらい人手不足なんじゃ!」
「くっ、そんなの諦めきれない、俺はこんなにもお前が好きなのに」
そういった瞬間狩人の顔は、りんごのように赤くなった。
「なに言ってるんじゃ!さっきあったばかりじゃというのに」
そういった後、おきまりのように腕を組みそっぽを向きながら
「仲間になるのは無理だか、友達ならなってもいいぞ」
「それは嫌だわ」
「なぬ?!」
当たり前だ、友達なんていらないものだろ。
「友達じゃなく、俺の妹になれ!」
俺はジョジョだちをしながらそう言い放った。
そう俺は決めている。この世界の女の子達を俺の妹にするとな。
「妹とは、血筋が同じで、二番目に生まれた、女の子のことをそう呼ぶんじゃないのか?」
狩人は、たしかに間違ってはいない答えを言い放った。しかし
「甘いな狩人よ」
ちなみに俺はジョジョ立ちをまだやめていない。
「妹とは、妹だけにあらず、妹は妹でも義妹というのが存在しているのだ!」
「義妹?」
「義妹とは、血筋が違う妹のことなのだ!この義妹は血が繋がっていないだから、親友以上恋人以上と無限大の力を誇っているのだ!」
「つまり義妹になれば、わしも強くなれるということか?」
「まあそうだな」
「だったら」
狩人は笑顔で俺に抱きついてきた。
「わし、おにいちゃんの妹になるじゃ」
ズギューン!
妹万歳!妹万歳!妹万歳!
俺は女の子に妹になると言わせるために生きているんだなー。
「よし、これでお前は俺の妹だ」
「本当か!ならわしは強くなったんじゃな!」
「おお、今なら魔王も殺せるぞ」
「ほんとか??????」
「ごめん、そこまでじゃねーわ」
「嘘はよくないぞ」
狩人は、ツンの顔をして、膨れた。
「それじゃ、わしは門番の仕事に行ってくるのじゃ」
「そうだな、また会いに行くからそれまで仕事頑張るんだぞ」
「うん、おにいちゃんも死ぬでないぞ」
「おお、元気でな、わが狩妹よ」
そう言いながら、俺は狩妹が見えなくなるまで手を振った。
「よしいくか」
俺は、くるっと一回転し集会所に入った。
集会所の中はとてもにぎわっていた。
もちろん中は、たくさんの女の子でいっぱいだった。
カウンターで料理を作っている子や、仲間たちとわいわい楽しそうに喋っている子や、装備を、見せ合ってニコニコしている子とか、とにかくたくさんの年下女子がいた。
そして俺がはいって10秒後皆は一斉に俺を見つめ、ヒソヒソ話を始めた。
「ねぇねぇ、あれが噂のお兄さんなのかな?」
「あの方が私たちの希望となってくれるお兄様なのかしら?」
「あれが兄貴か、たしかに見たこともない服をきてやがる」
「すごい私たちと違って凄くたくましいお身体をしてらっしゃいいますわ」
と時期に俺の妹になる子達が俺を舐め回すように見てきた。
俺は、とりあえず窓口でありそうな場所に足を運んだ。
「すいません」
「はーい、なんでしょうか」
顔を出したのはだいたい俺と同じくらいの女の子で、とてもおっとりした雰囲気で、綺麗な黒のロングの髪型だった。だかおっぱいが大きくてしかも身につけてる服が胸を強調するような服であった。
「え、え、えっとこの求人票を見て就職したいと思ったんですけど」
俺は赤くなり、あまり胸を見ないように聞いた。