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時は高度に発達したネットワーク時代でもあった
スマホはさらに発達しさらに安価にウェアラブル化した
巨大なインフラ網などなくとも人と人は繋がりあえるようになった
それこそアフリカ奥地の原住民ですら簡単に端末を持てるほどに
そんなところに【ダメ撲滅因子】は降り注いだ
人の好奇心、探究心は実に恐ろしいものでもあるのだ
<あるアフリカ奥地の村>
チ「お~い村長」
村『ん?青年団長のチムか、副長のグリまで一緒に...今日はどうした畑は終わったのか?』
チ「あのさあ、村長のやり方は古すぎるわ、タロイモなんて育てても拉致があかねえよ!今日から俺らが主導になっていくから、な?グリ」
グ「うぃっす!俺らで6次産業まで余裕っす、花畑牧場っすわ!あとキー局に原住民体験させてぼろ儲けっすわ!」
村『しょ...しょんなこと、ゆゆゆ、許さんぞ!それにワシだって今ドラッカーを読んでマネジメントを勉強中なんじゃ、お前たちは組織を乱す悪じゃ!誰かっ!こいつらをひっ捕らえろ!!』
孫「どうしました村長、あ、チムさん!?チーッス」
村『おおニートな孫よ!こいつらが謀反を起こしたのじゃ、すぐに捕らえるのじゃ!』
孫「爺ちゃんゴメンな...俺チムさん側につくわww」
村『え...?』
孫「キー局から前金貰ったんよwwTVで宣伝してもらってユーチューバーとして生きていくわ俺www」
村『なにを血迷ったことを...人は土なくして生きてはゆけぬっ!』
孫「生きて行けるしwwオレの戦略性バッチリだしwww」
チ「そんなわけだ村長、M&Aってやつだ」
村『えむあんどええ?(そんなことドラッカーさんの本に書いてあったじゃろうか...)』
子「いったい何があったんだ村長!?そしてニートなわが子よ」
村『おお我が子エムエムよ!こいつらがわしをいじめるんじゃ、ふぇぇ...』
子「貴様ら!村長になんという無礼を...許さんぞ!」
チ「るせぇ!こうなったら戦争だやっちまえ!!」
人は感情の動物
知性が高まるほどに、個から群れになるほどに、感情は肥大していく...