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効果はまず、マウス実験で確認された
遺跡の物質から抽出された薬を、活動が鈍いダメマウス群に投与したところ
劇的な変化が起きた
なんとマウスの群れは餌の取得に向けて一致団結
私たち研究者に対し、反乱を仕掛けてきたのだ
被害はギリギリのところで研究所内に留められたが
飼育係のアジア人留学生、モンゴリ君が犠牲となった
捕獲したリーダーネズミのアルジャーノンを解剖したところ
前頭葉のニューロンが爆発的に増加していることが判明
認知能力の活性化、コミュニケーション能力の向上、積極的性格の変化が見られた
成功を収めたチャーリー博士はこの活性因子を
【ダメ撲滅因子】と名付けた