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黄昏と暁の通り道  作者: 早生しあ
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設定資料1

「黄昏と暁の通り道」よりフィルの国について。


この国は公爵アバダンの一方的な独立により元ある国から南部の約4千平方キロメートル切り取られた感じ(日本は約37.8万平方キロメートル)。元の国と合計すると約15万平方キロメートル。


北の元同じ国には海があるが、この国は山脈と川に囲まれている。国境付近には海も見え、気候はその影響も受けている。


気候は地中海性気候で、冬季には温暖で潤い、夏期は高温で乾燥。国境付近に行くほど夏季の降水量は多くなり、温暖湿潤気候に近付く。

1月の平均気温は-1度

7月の平均気温は21度

年平均気温は10度


香料用の薔薇の栽培が盛んで、よく輸出されていたが、独立してこの地域唯一の職人がいなくなってからは、国外との関わりを絶っている。

貿易は輸入輸出ともに4年はなく、食料も自給。


加入連盟なし。


農畜産物、食品加工を生産の主とする農業国で、わずかに織物、衣料も作られている。


政体は君主制で、政治も立法なども全て君主であるアバダンが独断で行う。


人口は5万人。

住居面積に対する人口密度250人/平方キロメートル


五層により身分が成り立つ。

分布は

貴族層   約0.3%

貴族平民層 約1.7%

上位平民層 約10%

下位平民層 約85%

貧困層   約3%

(神父などは1教会2人までと神父の認めた後継者2人までで階級は別層とされる/詳細省略)


平民層以上の識字率は92%で、貧困層の識字率は1%

平均寿命は階層毎に異なり、

貴族層78歳(男76、女82)

貴族平民層73歳(男70、女74)

上下平民層65歳(男62、女67)

貧困層39歳(男39、女40)



土地分布

住居5%

森林40%

農地55%(うち、耕地30%、牧場と牧草25%)農林業従事者18000人


通貨

エラルド銅貨(銅99%/1.5cm)

フィリップ新銅貨(銅80%、金10%、白金10%/1.5cm)

エラルド銀貨(銀99%/3cm)

エラルド金貨(金80%、鉛20%/6cm)


新銅貨は国外では認められていない。



兵員は1200人で主に貴族が指揮を取る。



平民層は学校で15歳まで学び、その後は学び続ける者、家を継ぐ者、兵になる者にわかれる。

家を継ぐ以外で他職種につくことは兵士(身分はそのままで称号としての兵士、騎士がつく)、貴族に認められての屋敷での小間使い(貴族の子女への家庭教師も含む/貴族平民層になる)以外は認められていない。


貴族の子供は、家庭教師を付け、ほとんどを家で学ぶか、高位の貴族の家に行き、グループで学ぶ。

貴族にも派閥があるが、王に次ぐ地位であるシュトゥーリ公爵家にはどこも逆らってはならないと法に決められた。


2階級以上差の婚姻は禁じられている。

なので、アバダンの娘パデュマと結婚できるのは必然的に公爵位で未婚の男子、リュケシスとなる。

貴族の屋敷で働く貴族平民層は、貴族の許しが出ないと婚姻はできない。許しが出れば、仕えている貴族より身分が低い貴族や上位平民層と結婚が出来るので、子供に地位を与えたい平民層の親は貴族の屋敷で働かせたがる。


隣接地位に未婚の異性がいない場合のみ、2階級以上差の一番身分差が少ない人間との婚姻が認められる。


貧困層は貧困層内以外での生活、就労は不可。フィルは貴族が望んでいるため、機密事項として働いている。フィルの存在は最大派閥だった旧シュトゥーリ侯爵派しか知らない。(現在は派閥を持たないシュトゥーリ家属ということになっている)


この国の貴族順位の称号は

王族、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵

となっている。

この下に貴族の屋敷で働く貴族平民層(世襲制ではなく、一代のみ)、農地や店などを持つ上位平民層、それ以外を下位平民層。

アバダンの屋敷に光を遮られる地域に住んでいる人々を貧困層として分けている。

身分を超えての住居移動は認められていない。


物語の中心にいるフィルとミイは貧困層、リュケシスは貴族のトップである公爵位にいる。

隣国ではミイの一家は公爵位を与えられているので、微妙な地位でもある。


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