姉弟の馬鹿げた会話の続き
また、懲りずに書いてしまいました。
『これって小説っていえるのか』っていう質問は無しの方向で。
先に謝っておきます。
(色々と)すいません。
「姉さん、部屋に篭もって何してんの?」
「小説書いてんの」
「・・・姉さんが?何で?」
「私、前に小説書いたことがあったんだけどね、それが結構良い評価もらったのよ」
「で、調子に乗って第2段って訳だ」
「そーゆう訳よ」
「・・・否定しないんだ、調子に乗ってるってこと」
「だって事実だもん」
「・・・・・・あっ、そうなんですか」
「そうよ」
「ところで、どんなのを書く予定なの?」
「ありきたりだけど、殺し屋の話でも書こうかとおもってるんだけど」
「殺し屋なんて姉さんにピッタシだね」
「弟ヨ、選べ。首ヲ吊ルカ、飛ビ降リルカ」
「・・・ジョーダンです。生意気言ってすいません」
「許す」
「でも、殺し屋の話ってありきたりなの?」
「ええ、そうね。殺し屋と言うより戦闘系には大体ありきたりな展開があるわ」
「へー、例えば?」
「主人公って仲間を殺されると復讐を誓うけど、敵が復讐しにくると『そんなことやったって誰も戻ってこない』的なセリフ言うよね」
「まぁ、ときどきそんな作品もあるような、無いような・・・・・・」
「後、主人公の肉体を賛美するときは、比較としてボディビィルダーが馬鹿にされるわ」
「それは・・・有るのか?」
「生と死を賭けた勝負、って時は大体荒廃した場所で行われるの」
「それはよく漫画にあるよね」
「でも、一番あるのは日常コメディー小説が、いつのまにか非日常バトルコメディー小説に成り代わってしまい、大抵そうゆう小説は魔法とか超能力の闘いになるのよね」
「・・・・・・おい、姉さん?」
「いいのかしら、そんな急展開、ってかそれ既定路線だったの?って聞きたくなるような作品もちらほら」
「・・・・・・ちょっと姉さん?」
「『実は主人公は〜だった!』っていきなり言われてもねぇ〜。最初の頃主人公のキャラはどこに行ったのかしら」
「オイ、姉ヨ、調子ニ乗リスギダ。少シハ黙ッテ貰オウカ」
「・・・・・・はい、スイマセン。調子に乗りすぎました」
「姉さんが書いてる殺し屋の武器は何?」
「バレットM99、よ」
「・・・って言われてもサッパリ何のことだが分からないよ、姉さん」
「M99はね、915メートルの距離を命中させてギネスにも認定された、世界最高級のライフルよ」
「・・・・・・素直にライフルって言えない?」
「バレット99と他のライフルは違うのよ」
「どこらへんが?」
「命中距離、威力、命中率・・・・・・どれをとっても99に勝てるライフルはこの世にないわ!!」
「・・・ふーん」
「何その感想。感動しなさいよ」
「ちょっとだけ感動したよ」
「何に?」
「姉さんが武器を語っているときの姿が輝いて見えたよ」
「・・・・・・それは、私が武器オタクとでも言いたいのかな、弟?」
「えっ、姉さん、武器オタクじゃないの?」
「なぜ私が武器オタクといえるのかしら?」
「ライフルの固有名詞が言えて、さらにそのライフルの特徴が言えて、その上『このライフルは他のライフルとは違う』
とまで言い切った人が武器オタクではないと?」
「・・・・・・そうかもしれないけど、オタクは言い過ぎだわ。他の人よりちょっと詳しいだけよ」
「確かにオタクは言い過ぎだったかな」
「分かってくれて、嬉しいわ」
「でも、小説に出てくる殺し屋の武器って普通は刀じゃない?なんで姉さんはライフルなの?」
「現実的に刀って戦闘中に刃こぼれとかするから殺し屋に向かないのよね」
「そうなんだ」
「刃こぼれしなくたって斬ったときに人の油が付くから、2、3回斬っただけで使いものにならなくなるの」
「じゃあ、よく時代劇にある戦闘シーンは?」
「あんなの大嘘よ!刀一つであんな敵のなか突っ込むのは自殺行為よ。宮本武蔵だって戦闘の時は予備の刀を持ってたんだって」
「へぇー」
「だから私は刀を使いたくないの。リアルそうに見えてまったくリアルじゃないもの」
「刀での戦闘シーンを文にできないんじゃなくて?」
「・・・っ、何をい、言ってるのかしら、私が書けないとでも?」
「そんな訳ないか」
「そんな訳無いに決まってるじゃない」
「でも良く分かったよ」
「何が?」
「ライフルと刀についてこれだけ語れる姉さんは武器オタクだ、って事」
「・・・・・・・・・」
「終わり方どうしようかなぁ〜」
「姉さん、もう書き終えたの?」
「まぁね、大体書いてたし。後はエピローグだけよ」
「エピローグなんて、皆幸せに暮らしました、じゃ駄目なの?」
「最近の作品はバッドエンドの物も多いから一概には言えないのよ」
「大抵のバッドエンドって主人公死ぬよね」
「だってバッドエンドだもん。当たり前じゃん」
「じゃあ、姉さんの作品の主人公は死ぬの?」
「私はバッドエンドは嫌いだから死なないわ」
「なら、“めでたし”で良いんじゃない?」
「でも、それだと前の作品と同じような終わり方になるのよね」
「時々いるよね、終わり方が単調な人って」
「他にパターンが無いのカヨ、って言いたくなるわ」
「本当にね。でもそんなこといって良いの?また敵増やすよ」
「大丈夫よ、弟。もう多分見ている人いないから。まだ全部話してないけど・・・終わっちゃう?」
「えっ、まだ全部話してないの?十分喋ってたのに」
「まだ腐女子のくだりをしてないわ」
「それ、どれくらいかかる?」
「話にしてみれば5分間。文字にすれば500字くらいかしら?」
「・・・・・・・・・」
「どうした、弟よ。いきなり黙って」
「姉さん、僕はとんでも無いことに気付いてしまったよ」
「何かしら?教えてほしいわ」
「このままの流れだと、確実に前回と展開被るよね」
「・・・・・・ねぇ、弟?」
「何?」
「今のが・・・オチになるはずなんだが」
「これが2回目のジンクスと言うものだよ、姉さん。いや、この作者の場合は実力か」
・・・・・・・・・
「目指せ、前回越え」
「うん、それ無理」
お疲れ様でした。
さて、今回後書きまで見て下さる仏様は、どれくらいいらっしゃることでしょうか。
3人称って難しいと思う、今日この頃でございます。
さて、ネタがない、期末テストが有る、など悪条件の中の今作品・・・前回の方が断然よかったなぁ。
次は何を書こうかな?なんてネタも無いのに考えてます。
だれかネタを・・・
では、皆さんご元気で
SEE YOU゛