私メリーさん。今、奴隷市場にいるの。
****** 数時間後 ********
メ「私メリーさん。今、奴隷市場にいるの」
男「完」
メ「打ち切りバッドエンドみたいな事言わないで欲しいの。さっさと現状の打開策を考えやがれなの」
男「メリーさん言葉が荒れてきてるの」
メ「仕方ないの。こんな臭くて不衛生で臭くて汚くて臭くて暗くて臭い場所にいたら言葉も荒くなるの。それから私の口調を真似しないでほしいの」
男「メリーさん臭いの嫌いなんだね……」
メ「当たり前なの。今までだって訪問してきた家庭は掃除が行き届いて生ゴミを溜め込んだりせずニートもいない所を選んで行ってたの」
男「メリーさんの中ではニートは『臭い物』にカテゴライズされるんだね……」
メ「根性も腐ってて最悪なの」
男「メリーさんちょっと怖いよ」
メ「今更なの」
****** 数十分後 ********
メ「私メリーさん。今、競売にかけられてるの」
男「あらあら」
メ「『気味悪い女だがそこそこ若く見目もいいから100からだ!』とか言ってるの。物凄く失礼なの」
男「あらいいお値段」
メ「そんな事よりさっさと打開策を教えやがれなの。天下のメリーさんがストーカーどころか自由に歩く事も出来ないとか悪い冗談なの」
男「ストーカーも正直どうかと思います」
メ「私メリーさん。今、400で競り落とされたの」
男「完」
メ「だからそういう面倒くさいから無理矢理終わらせるのはやめてほしいの。そろそろ私の堪忍袋の緒も切れてしまいそうなの」
男「いや、ぶっちゃけここからじゃどうする事もできませんし」
メ「勇者なんだからどうにかするの。奇跡は起こるものじゃない。起こすものなの」
男「あ! あ! 今奇跡起きた!」
メ「なんなの?」
男「すげー。今髪の毛かいてて抜けたの見たら8股ぐらいに分かれた枝毛見つけた」
メ「ブチギレたの」