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番外編『俺携帯電話。今、メリーさんの手の中にいるぜ』

お気に入り登録が100件を超えました。本当にありがとうございます。


今回も短いです。しかも蛇足です。

 俺は携帯電話。

 名前はまだない。

 というか、多分これからも名前はないだろう。

 何故なら、俺の持ち主は携帯電話に名前つけるような痛い奴じゃねぇからだ。

 まぁ? ストーカーっつぅ痛い事はしているが……それも仕事だからな。仕方ないだろう。

 俺はそこそこ有名な都市伝説メリーさんの相棒だ。

 メリーさんが公衆電話での仕事に限界を感じて、霊界でかなりのシェアを誇る『obake』会社の人気機種『U‐0』(ユーレー)である俺と契約した。

 『U‐0』のキャッチコピーは「地縛霊の如くしつこく電池持ちします」だ。

 長期的に通話をする必要があるメリーさんにとって、電池の持ち時間は重要だ。勿論、電話をしまくるメリーさんは通話料金がヤバイ事になるため定額にしている。

 そんなメリーさんと俺であるが、つい最近普通じゃありえないような体験をした。

 メリーさんが異世界に飛んじまったんだ。勿論俺を持って。

 いい迷惑だとは、まぁ正直思ったが、相棒のためだし仕方ねぇやな。

 そこで俺は、普通の携帯電話じゃまずした事がないであろう体験をした。

 世界をまたいでの通話だ。

 正直、これは途方にくれた。海外ならまだしも、異世界だからな。

 だが、『obake』会社はこういった不測の事態にもちゃんと対応した。

 なんとメリーさんと俺が異世界に飛んだのをすぐさま察知し、俺(携帯電話)を異世界でも通じるようにしたのだ。

 まったく、プロ根性としか言いようがないぜ。

 そのおかげでメリーさんはストーカー相手だった自称勇者との通話を続ける事ができ、まぁなんやかんやで、ハッピーエンドにまで漕ぎ着けた。

 だが、メリーさんはまだ知らねぇんだ。

 国内通話は定額でOKだったが、異世界通話は定額に含まれねぇって事を……

 来月の料金は……多分やばい。

 メリーさんよぉ……ここからが本当の地獄だ……


どんどん蛇足で伸びていってしまいますね……

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