神録伝承[Topic6(2/2)【天神・魔神~天使・悪魔と星々の個性】]
最初は「追記4」までしかなかったんだけどなぁ……
追記1
本文に書ききらなかった詳細が沢山、った~~くさんあるから、今回の『追記』は……はぁ~、萎えるぜぇ~。
――前記にあった、『天翼族と魔族の誕生理由』についてよ。『星によって幾つかある』から箇条書きで書くわね。
〇天神/魔神たちが直接地上に干渉できないため、代理人として創造された
〇天神/魔神が回収した魂の一部が地上に残り、『血統』として継承された
└・『勇者』『魔王』のような、他より『神気』『邪気』を強く帯びた魂がある
・その者の魂を回収する際、その一部が『地上での強い未練・執着』『『気』の力の影響』により、地上に何らかの形で残る
・その残った『魂の一部』が多種の子孫に影響を及ぼす
・結果、特定の血統に『神聖な力』『魔性の力』が宿り、それが『天翼族』や『魔族』といった存在の誕生へ繋る
〇地上の生物が長い間、天神/魔神の放つ微弱な『気』の影響を受け、繁栄しながら変異した
└・天神の影響を受けた種族は『翼と光の力を持つ』ことが多い
└・魔神の影響を受けた種族は『角と闇の力を持つ』ことが多い
――これに加えて、生まれつき……キュー風に言えば『恩恵』や『祝福』『呪詛』を持つことが多いの。……いや、正確に言えば、普通の人間にも結構な確率で『恩恵』や、環境によっては『異能』『超能力』って形で現れるんだけどね。
……そういえば、ちょっと聞いてほしいんだけどさぁ。キューとアリアが『異能ってかっこいいよね』って話をしてたの。でも、あたしは別枠で『特殊能力が宿った眼』が好きなのよねぇ。
そんなあたしの返答に、二人して「それ異能じゃん」って言うんだよっ。……はぁ、やっぱりわかってないなぁ~。こういう細い違いを理解できないとは……ちんまいお子様(幼児体系なだけどアリアは年上)にはまだ早いのかな? ……いいっ! これを読んでる後輩もよく覚えておきなさい! 『特殊能力が宿った眼』っていうのはッ――(長すぎオワタ)
追記2
あたし達の服装なんだけど、生まれた時の恰好って『ぶかっ』とした布、えっと……地上の『キートン?』に似ているんだけど、それがすごくカッコ悪く感じたあたしが『地上の服装を参考に衣装を創って!』ってクエスに抗議したの。
そのおかげで、ここの神殿の天主神は全員が地上の自分好みのファッションに身を包んでいるのよ! まぁ、『美』に厳しいウルが生まれてからは、全員が服装のチェックを受けて前より映える格好になったけどね。
……特に、『美的センスが壊滅的なオーラ』と『ズボラなキュー』の服装で少しもめてたわねぇ。本神たちの名誉の為に『どんなだったか』は、書けないわ……。
追記3
それは、本文に書いた『創作物のような世界』を見つけた時の話……。
――あたしは憤った。
「いや、あたしらの銀河多岐にわたって『楽しい』の宝石箱か! え? たまたま担当外の惑星を見てたんだけど、あたしの担当か所『普通の星』ばっかりよ? こんな『面白い』が詰まった星の管理してないけど!?」ってね。
だから行動したわ。主に、担当場所の割り振りをしているシルヴィーにね。話の聞きつけた(どうやってよ……)キューと、ついでにサクラを加えて直談判に向かったの! 結果――
シルヴィー先生:「特殊な概念の付与された星は、ただでさえ問題が起こる頻度が高いの。そのうえ、担当の神族までもが介入しているから、その星を観察し続けながら、他の星を管理、観察をし、問題の星から報告が入ったら、状況によっては天主神で対応。
だからと言って、すべてをこちらで済ませるんではなく、深主神の方々とも話し合ったうえで最良の対応しなければならないの。もちろん、他の『万や億』の星に気を配りつつ、報告の処理を怠らず、よ。それを苦に思わずできるのなら、こちらも割り振りを考えるわ」
「「「…………いつもご苦労様です」」」、としか言えなかったわ。うん。
この『恥じ』の一幕は、いま読んでいる『後輩』に向けて残した――『シルヴィー先生に書かされた教え』だから、覚えておきなさいねっ。……反省してます、ぐすん。
追記4
本文で気になった、『あたし達が地上の子達に恩恵を与えたらどうなるのか?』を、たまたま『仕事部屋』から出てたクエスをつかまえて聞いてみたの。すると、この疑問には『前例』があったみたい。
それはまだ、オーラすら生まれてない時の出来事。天主神の一神が仕事中に地上の一個体に興味を持ちすぎて、下界の神達と同じように『恩恵』を与えたことがあったらしいの。
でも、『下界の神』と『天主神』とでは同じ要領でも『力の差』が違い過ぎたらしく、均衡をとるために、その天主神の対となる『深主神の負の象徴』が強制的に付与されたんだって!
なんでも、あたし達が『強すぎる恩恵』を与えると、強制的に『対となる概念』もくっ付くみたい。……つまり、『強力な『陽の概念』と強力な『陰の概念』がセットで付いてくるのよ!』。 お得よねぇー……いや洒落にならないわ、これ。
二十四神縁の強力な概念なんだから、生半可な効力なわけがない。これじゃぁ、『恩恵』じゃなくて『リスク』まである。
でも、クエスの見解だと、『神力を極限まで抑えて付与すれば、下界の神と同程度の効力になり、その際には対の概念も付与されない』らしい。へぇー、勉強になったわー……その制御に何年かかるのやら、って……思てたのよ……。
…………突然な話だけど、今でこそあたしも十分に神力を制御できるようになったわ。でも、昔のあたしや下の神達(あたし~ウルの七神)は、どうもその制御が『からっきし』だったらしいのよねぇ……。
――あれは、クエスが珍しく、あたし達の神力制御の練習を見に来てくれた時のこと――
「すごいっ、もう天神並みに神力を抑えられるようになってるじゃないか! みんな才能があるよ! 本当にスゴイ!」って、これまた珍しく、めちゃくちゃ喜んで褒めてくれたの。
……でも、その時はクエスが来る直前に、シルヴィー先生がこんな話をしてくれてたの――
「神力を上限まで上げるのは簡単だけど、下限まで下げるのはすごく難しいの。……いえ、正確に言えば、神力の制御が『上手くなるほどに難しくなる』と言った方が適切かしら。特に、下界の『天神並』にまで落とせるようになるまで、わたしの場合は***年も掛かってしまったわ」
――そんな言葉を聞いたあたし達が、『じゃぁ、今どのくらい(制御が)成長したか、試しにやってみよー!』という軽いノリでやってみた結果が、『あれ』だったの……。
そんな話があったなんて知らない『クエス』と、気まずさと申し訳なさが入り交じるの『あたし達』。
そして、数千年も授業を見続けてきた(第Ⅹ席の『グロー(リス)』以下の神はせいぜい数百年)『シルヴィー先生』――三種三様のあの独特の雰囲気は……もう何とも言えないものだったわ…………。
まぁ、才能ってやつかは知らないけど、今でも『天神並』にまで神力を下げられるのよねぇ~……(甦る罪悪感)。…………よしっ、暗い雰囲気はここまで! 次っ!!
――あ、そうそう、最後にひとつ。最初に説明した『付与された者』はね、長い時を経て、天使や大天使たちの献身で、最終的には『概念に関係ない理由』で逝ったらしいわ。
追記5
天神/魔神には、それぞれの『在り方』に応じて、天主神でいう『権能』が備わるらしいの。これが発現することで、下位の『神』から正式な『天神/魔神』への『昇格した証』になるんだとか。
さらにこの『権能』は、その星の管理にも役立つらしいけど……じゃあどうして『権能が発現し、神から昇格するのか』って部分については、誰もよく分かってないみたい。
シルヴィー先生にその疑問を聞いた時の考察では――
「……もしかしたら、二十四神縁に『憧れた』から、じゃないかしら? わたしが生まれる数百年前から、下界の『神』が『天神』に『成長』し始めたみたいだから、最初からではなかったはずよ」、と言っていた。
――ちなみに、クエスが仕事部屋で一神、「仕事の効率が上がるからいっぱい進化してねぇ……」なんてことを呟いていたらしい。
それをアリアがキャッキャッと笑いながら吹聴し、さらにそれを聞いてキューが、「廃ゲーマかよ!www」とゲラゲラ笑い転げていたことを、面白いからここに記録しておくわ。
それはそうと……今回、意図してないけど『シルヴィー先生』の言葉を引用し過ぎてるわね……反省。次からは自分の言葉で書くようにするわ。あたしのプライド的にっ!
追記6
星の在り方は、そこの管理を担う『神』の方針によって大きく変わるの。それは神自身や天使、悪魔達が『多干渉』『無干渉』だったりね。
『神々』の存在が当たり前で『信託』や『誘惑』なんかをバンバンする星もあれば、逆に生物達に星の行く末を委ね、天使や悪魔がひっそりと活動・調整を行う星もある。要するに、神によって『星の個性』が千差万別なのよ。
さらに、神界にいるような『神族』が『試練』や『悪意』を掲げ、地上の子達にちょっかいを出したり、戦いを挑んだりすることがあるらしいわ……時には『返り討ち』に遭うこともね。……地上の子達の『可能性』って計り知れないわねぇ。
追記7
ふぅ……さて、『下界の神達』って、前記でも説明したように元が『星の子』だったのね。だから、その影響で『恋愛』――つまり、生殖活動を繰り返してきた生物の本能的な『想い』が残ってたりするわけ。特に『恋愛系統の権能』を発現させた神なんかは、その傾向が強いわね。
んで、たまにだけど、地上の子に『恋』する神族が現れるらしいの。……うふふっ、いや~かわいいわよねぇ、そういうの。あたし達も神殿内で見慣れてるからよくわかるわ~(ニヤニヤ)。個神的には、つい応援したくなっちゃうのよね!
……ごほん。まぁ、そんな『恋する神』が現れた場合、他の銀河系では知らないけど、少なくてもあたし達の管理する銀河では、あのクエスが黙認してるのよね。……自分のことになると鈍感なくせに、ややこしい仕事が増えるって分かってて放任するのよ……。
――その結果、すごーくレアなケースとして、『半神』っていう存在が生まれてしまったの。これがまた厄介でね……生まれた瞬間に、普通の『生物』から一気に『下神』に飛び級しちゃう、完全にイレギュラーな存在なのよ
えーと……まぁ、(面倒だから)詳細は割愛するけど、簡単に言えば『要監視のルールブレイカー』ってやつねっ。……以上!
追記8
…………あ゛ぁ~もぉ~書くこと多いぃぃ…………――ふぅ……追記7の補足ね。
神族に生まれ変わると、『高次元の存在』になるの。だから基本的に、神々は星の子らに対して『親愛』は抱いても、個体に対して『恋愛感情』を抱くことはほとんどない……はずよ。いや、少なくとも普通はそう。もしあるとすれば――ぶっちゃけ知らんわっ! マジで。自分のことじゃないし経験ないもん!
『魔神サイド』はまた別として、『天神サイド』が星の子と『対等に対話する』だけでも異常なことなのに、ましてや『繁殖行動』って……まぁ、前例として『半神』がいるからなぁ……あり得なくはないのか?
キューの使いそうな言葉で言うと、『主人公補正』ってヤツかもしれない。確かに、そう言うと妙にしっくりくるわね。……アリアの〖詞〗の権能の影響かしら? 少なくとも、『生物の埒外である個体』であるこは間違いないわ。
追記9
…………ッカチャ(ティーカップを置く音)、ふぅ……、落ち着いた。
さて、次の話題は『『禁則事項』って何ぞや?』についてよ。手段としては、『手を下す』んじゃなくて、『辻褄を合わせて死ぬような運命に合わせる』ってやり方ね。
疲れたから箇条書きで、例えを織り交ぜながら済ませるわ――
・日常系の世界に『超能力』を発現させた者が現れる=〇
・それで使って日常を謳歌するぞ!=〇
・それを使って世界征服開始!=△
・無個性の者たちでは止められず、大多数が死滅=✕
・ファンタジー世界に『異世界転移』してきた者=〇
・その世界でチートな活躍!=〇
・その世界で『古代兵器』を発見!=△
・その古代兵器を量産、広める!=✕
この二つの例からも分かるように、『✕(神罰)』になる判定は、『大量死滅』『世界崩壊』『『そうなる可能性』を内包した物事』、といった大規模な混乱や破壊を招く可能性がある場合なの。
それ以外は、『△(監視対象)』としてチェックされるけど、即アウトってわけじゃないわ。
最初の『世界征服』の例だけど、神が観ていた時点では『止められる可能性があった』から、その時は『△』だったのね。……見てないから多分だけど。
一方の『古代兵器の量産』は、その影響範囲が広すぎるために、『事前処置』として『✕』になってしまった、と。個人の所有ならばどうとでもなるだろうけど、量産となると話が違ってくる、ってことかしら。
……まぁ、『チート』の使い方(持ち主の善悪)によっては、その時点でも『△』になるわね。
――っあ、ついでに思い出した……昔、シルヴィーが『監視対象』に関してこんなことを言ってたわ。
その地上の子は『異常な運命系能力』を持っていて、担当している星の『大天使ちゃん』から泣きのヘルプがあったらしいの。その時は、シルヴィー自らが『監視』『能力の確認』『星への影響力の確認』と、一個体に対してけっこうな時間拘束されたみたい。
結果だけ言えば、その個体自体には大きな問題はなかった。でも、その子の『固有能力』が『神族にも影響を与える異常な力』だったらしく、本人でさえ完全に把握していなかったらしいの。
もちろん、天主神であるシルヴィーの微弱な『幸運』は届いていたし、彼女そのものには影響がなかったようだけど……その事象のあとで、シルヴィーが、『もしかしたら『歪み』の影響じゃないか?』って疑ったみたい。
下界のトップである『天神』にすら影響を及ぼすって、稀とはいえ恐ろしい話しよね。……まぁ、二十四神縁にまで影響が起こる事象なんか、滅多にないでしょうけどね!
追記10
進化の過程↓(手抜き!)
微生物↗↗↗ 生物↗↗ 知的生物↗ 悪魔↗、知的生物↗↗↗ 天使↗ 大天使、大悪魔↗↗↗ 下神(半神)↗↗ 神↗↗ 天神 | 天主神 | 至上神 (星の子達……さすがに進化盛りすぎじゃない?)
一言……いや独り言、かな?
「(円卓にて)あ゛ぁ~~疲゛れた゛ぁ~、前回の比じゃないよもうぉ~~疲れたツカレタつ~か~れ~たぁぁ~……、…………ふぅ、今回オーラの飲み物は無し、か(ガクッ)。んぅぅ~~っはぁ、パパっと終えるつもりがめっちゃ固い感じの長文になっちゃったー。ところ所で遊んだけど、これで楽しくできたかなぁ? ……んぁーあたしの『読んで面白い』がコンセプトの神録伝承がぁ。はぁ~(上半身ゴロゴロ)。……余白に天使ちゃん達の落書きしよ~っと!」
グロー
↓
【序列:第Ⅹ席・時間と時の男神・グローリス】
⇒ヒョロっとした猫背に、目隠れ主人公ヘアの男神
⇒仕事時はオールバックにして、周りから『容姿のギャップがすごい』と言われる
【序列:第Ⅺ席・希望と勝利の男神・エイルグラント】
⇒褐色肌に赤錆髪、『ヤクザのドン』みたいな男神
⇒口は悪いがまともなことを言う常識神