仕事始め!
ここはアーガンス国首都、アーガンス。この世界には人間の国は二つある。隣のクリスナー神聖国、他には魔王が治める魔族領ブレイン。ドラゴンが住む、マルダ。だ
全ての国々がそれぞれ大陸で綺麗に分かれていて、になっていて一つの大きな大陸にすべて入っている感じだ。その周りにを海が囲んでいて、海には別の小島がいくつもある。国や街などはないけど、何かしら住んでいるかもと噂されている。殆どが漁師の人が休んでいると言う話だけど、実際のところはよくわからないらしい。それにその海の向こうがどうなっているかは分かっていない。どこか違う大陸があるのか無いのかこの世界の人は興味が無いのかなんなのかよく分からん。少なくとも私が知る限りでは無いと…思う?
そうしてわたしがやってきたのが、首都アーガンス!
ここで運び屋デビューするの!
その前に少し手続きがある。この世界には本当に様々な職業があって、遥か昔からある職業も有れば、最近まで無かった職業は始めたければ、自分で作ってもいいといった具合になんでも仕事にしてしまうみたい。要は自由って事ね。
でも、「じゃあ、今日からやりまーす」と言って直ぐに始められると言うわけでもない。新たに始めるには手続きが必要なの。それぞれの国によってある(職業統括)と呼ばれる所でそれは出来る。手続き事態はそんなに難しくはなくスクロールなどを使って名前、職業名、内容、そして血判。これで終わり。報酬は自由。仕事を貰う時に依頼主との合意が有れば幾らでもいい。お金の単位は「キラ」物価はほぼ時価に近いかな。だから、どんな値段を付けても買う人々に受け入れられれば何でもいい。まぁ、実際はある程度商人などによってバランスは保たれてるから大きく差はないなぁ。
そして、多くの人々が同じ職業を選び出すとそれを踏まえてまとめる為の機関も自然とできる。どの職業にどれだけの人が従事しているかは、職業統括で確認できる。
新しく始まった職業が色々なひとに受け入れられ、人数が増えると、一番仕事をこなしている人の所に魔法の手紙が届くんだって。
「そんなのどうやってわかるの?」というと、最初に登録した時の血判を元にするんだって。
この世界での生きている者の情報は全て血で管理されているの。生まれて一年以内に血判をスクロールに押し、それをその国の主に提出する事で、将来仕事をする事が出来る様になるの。だから、その登録をしていないと仕事に付けなくなる。もし、育てられなくて孤児院にも引き取られずそれがなされない場合は奴隷になるしかなくなる。自由に生きる権利を無くすのと同じ事になっちゃう。。
滅多に無いらしいけど、それは怖いなぁ。
そして、肝心の職業に就くための手続きは、職業統括へ行って何の仕事をするか、閲覧室と呼ばれる場所で就きたい職業を選んで、スクロールに書いて、血の判をペシッって押して完了!
就いた職業が大人数で纏める機関があるものだったら、その機関へ行って登録すれば晴れてお仲間入りとなるの!!
――――そんな訳で、これからいくわ!――――
初めて来た職業統括は宮殿かと思うくらい大きい。
レンガ造りのような建物で作るのにどれくらい掛かるのか想像も付かないくらいだ。その大きさに相応しく、人の出入りも激しい。
皆んなもきっとやりたい事があるんだろうなぁ。
と勝手に想像しながら、わたしも中に入ってみる。入って直ぐの所に案内板があり、各フロアに何があるのか書いてある。
どうやら、3階建みたい。
それによると、1階がメインフロアで職業の登録所と閲覧室、就職所がある。「わたしの今日の目的はここね」
2階がこな職業統括の内務をする所で3階が統括長など偉そうな人たちの部屋や応接室、会議室などがあるみたい。
わたしには2階3階は行くことはないわね。
さーて、いってみよーか。
案内板に沿って、就職所へ向かうと…とても長い行列が。
これに並ぶのか…
長蛇の列にげんなりしつつも、気を取り直して待つ事にしたわたし。少しその列に並ぶ人達を観察してみる。
わたしと同い年くらいの人達が一番多いようだけど、おじさんと呼んでも差し支え無さそうな歳の人も並んでいる。それらの人達の表情は明るい。まぁ、中には「前の仕事で失敗したから転職します。」と声に出そうな人もいるけど、それはどこの世界でも同じだろう。それに、何か裏で悪さをしてそうな目つきの悪い人や、表情の怖い人もいる。あそこの、全身真っ暗の服装の若い人、いかにもってかんじ。。
偏見はいけないけど、心の中で思うくらいだから
いいよね?
そうして、人間観察をしてたらようやくわたしの順番になった。満を辞して「運び屋」と書いて登録完了!!
ムフフ。ついになりましたわ。運び屋に。
叫び出したい衝動を抑えて、あくまでもクールに職業統括を後にするわたし。内心お祭り状態なのはここだけのお話で。とりあえず、心を落ち着けるためお茶処に入る。
やっぱり落ち着ける時はお茶でしょ。
そうして、先に案内されて座って注文する。頼んだのはコーヒーだ。コーヒーを待つ間、さっき登録した時に貰った、運び屋の腕章を出して眺めてみる。その腕章には真ん中の所に白い紙のような物が貼ってあってそこに運び屋の紋章が描かれている。その上の淵のところに「運び屋の」と書いてある。紋章の下にはその職業のランクが書いてあって、ランクは星の数で決まる。わたしはなったばかりなので星一つだ。
このランクはどんな難易度をどれだけやったかで決まるの。仕事を受けた時に依頼書を依頼主から貰って、終えたららその依頼書にサインを貰う仕組みだ。誰にサインを貰えばいいのかは依頼主が決める。そうしてサインを貰った依頼書を、色々な所に置いてある報告ボックスに投函すれば報告出来ことになる。そのボックスは置いてある国の職業統括に自動で転送されるみたい。それら全ての仕組みは魔術で組み上げられたものだって、村の隣のお爺さんが言ってた。
ムフフ。遂になった!なってしまった!折角だから
ちょっとどんな仕事があるか見てみよう。
仕事を受ける方法は職業によって様々だ。運び屋は運搬協会というのが色んな所にあって、そこに依頼板がある。それに色々貼り出されてるみたい。
早速ここアーガンスの協会へ行ってみる。
運び屋は中には危険な依頼もあるため、護衛に傭兵や騎士などを雇う事も多いみたい。
やっぱり命あってこそだもんね。
その為、運び屋の協会の近くにそれらの護衛役を雇える派出所も備えられてる。ここアーガンスは同じ建物の中にあり、2階がその場所にあたる。もちろんお金のない今のわたしは雇えません。だから、暫くは牛や手紙、贈り物など安全なやつから慣らすつもりなんだ。
ではでは、お待ちかね案内板へ突撃しましょう。




