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Break World  作者: 三富三二
3/4

無いはずモノ

毎月7日投稿のはずのこの作品...

あれ、すぎてね...

本の中のストーリーはミステリーのような怪綺談にも見えるようなスタートだった。


2000.4.15.土曜日


記入者 部長 大石美波(おおいしみなみ)


波乱に満ちた部活動体験入部期間を終え晴れて2人の新入部員を獲得することが出来た、オカルト研究会の奴らが賄賂を送り新入部員を連れ去ろうとしたのはまた別の話。先輩方これで来年と再来年は安心できますよ。


「さあ、お二人さん今日から本格的に活動を始めるよ」

と言いながら元気よく拳を上にあげる。それに続いて2人も「おー、」と、同じように拳をあげる。なかなかノリのいい子達だ。

「はい」

弥江(やえ)ちゃんが手を上げる。

「はい、弥江ちゃん」

「活動と言っても何をするんすか」

「いい質問だ、弥江ちゃんこの前説明したように『摩訶不思議なことを研究する』だけど、今は情報がないから...先輩達の残したファイルから探してみよう」

「先輩たちのファイルてっ、なんですか」

部室の右端にある本棚から1冊の緑色のファイルを取り出す。表紙に『怪異 怪綺談 噂 ファイル』と書かれている。

「これはさっき言ったように先輩たちが見つけたけど結局なんもなかったor調査してないものが書かれたファイルだよ。久美(くみ)ちゃんきょうはこれの中からひとつ選んで調査開始だよ」

内容は『西川高校の七不思議』西川高校は私たちの高校だ、『東出高校と西川高校の悪い噂』や、『大橋稲荷の三角鳥居』、『死者に会える博物館』など他にも色々なことが書かれている。最後の博物館は何処にあるのかすら分からない案件なのでスルーされていたりする。その他には青色のファイルがもう1冊あり、そこのは調査した結果などがまとめられている。その中には、そのウワサやつ怪奇現象などが確認された周辺の地図や見取り図なんかも書かれてあったりする。ある種の万能本だったりもする。

「じゃあ、どれにしようか...、2人はまだ慣れてないと思うからこれにしてみるか」

2人はまだ本格的な活動を行っていないため過去に行ったが何も起こらなかったところにしよう、近場で何も起こらなかったところは『大橋稲荷の三角鳥居』が1番近く学校の裏手にある山の上だ。

「では、1番近くの大橋稲荷へレッツゴー」

「おー」「ごー」


裏山 大橋稲荷

大橋稲荷はこの地域では有名な神社だが、お祭りやなにか式典がないと大勢の人は集まらないこともあって、休日ですら人はほとんどいない。

何故こんなにも人がいないのかと言うと、

「せんぱーい、遅いっすよ」

「ちょっと待って...ハァハァ...」

「先輩大丈夫ですか?」

ここの階段はめちゃくちゃに長いのだ。

正直上がり終わるのに軽く数十分はかかる。

それに私は運動が苦手、世間で言う運動音痴と言うやつだ。

「てか、先輩車使った方がいいんじゃないんですか?」

確かにそうだ。顧問の先生はいるにはいる。しかし、今日は別のようで不在なのである。話によると、別の学校にお呼ばれなんだとか。

「その足になってくれるハァハァ、先生がいないからハァ、徒歩で行くのハァハァ」

そんな会話をしているうちに神社にある赤い色をした大きな鳥居が見えてきた。

階段を上がりきると境内の中にあるもうひとつの鳥居が目に入る。

「先輩これが三角鳥居ですか?」

「いや、これは違うと思うよ」

これはおそらくただの鳥居だ。

「弥江さすがにこんなあからさまにあったりしないだろ」

「確かにそうだね」

2人とも仲がよろしいようで...

そんなことを考えながら私は周囲を見回していた。

うん...?

私はなにかの違和感に襲われた。

なにかモヤモヤする違和感だった。

そして私はあることに気がついた。

「久美ちゃん持ってきたファイル見せて」

私が少し大きめな声を出したのでそれに驚きながらも久美ちゃんは部室から持ってきていた『怪異 怪綺談 噂 ファイル』をバックから取り出した。

ページをめくり『三角鳥居』のところに着くと私はある場所へ目を向ける。やはりだ。

「地図が違うわね」

「どう言うことですか先輩。本殿や鳥居は全部ほぼ同じ地点にありますよ」

「いや、違うところが一つだけあるわ。」

私はその「違うところ」に指を指す。

「奥にある道が地図にはないっすね」

「あ、ほんとだ」

そうなのだ。私たちがみている景色には中央にある赤い鳥居と、右側に事務所、反対側に御神、木そして正面に御本殿、最後に地図に記載されていない。本殿左側の奥に見える。階段。

この階段が地図には書かれていないのだ。

「先代の人達の書き忘れとかじゃないんすかね」

その可能性はすぐに首を横に振り否定した。

「先輩たちはそんな事しないわ、この部活の活動は常に本気だったから。そんなふざけたことするような人達じゃないわ」

だけど、今私たちの前にはファイルに記載されている地図には書かれていない道が存在していた。


どうも、フランス戦車を愛する男 三富三二です。


えぇー、またやらかしました笑(笑い事ではない)

今回も書き終えてはいたのですが投稿のことをすっかり忘れてましたね。

ごめんなさい...


えぇー、短編ですがテスト期間が重なったことにより現在大幅に遅れているので、この短編に関してはもしかすると最悪12月になるかもしれません。


文章におかしな点などありましたらコメント等でお願いします。


製作所BGM 「モスクワ防衛軍」

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