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プロローグ

 星暦三一二〇年。

 ここはアストリック・シティのエリヒレットルーム。世間では通称『ER』と呼ばれている。


 私の名前は綺晶きすいEエマリアル・マインラット。ここのAクラスに所属している、というのはたてまえで実はここを治めるトップの顔も持っている。この事を知っているのは私の他に七人だけ。

 なぜこんな組織ができたかというと、一一〇五年前・・・・・


 私たちが生まれる遥か昔の事。記録によると星歴二〇一五年に宇宙空間で星同士がぶつかり大爆発が起きた。そのせいで一つだった丸い地球は三つに割れ、太陽系の星々は狂い出し、人類は滅びかけた。

 しばらくして、三つに分裂した地球はお互いを引き寄せながら移動しながら宇宙空間を漂い、徐々に安定していった。


 しかし、ある地域では焼け死ぬような光、また別のある地域では吐息すら凍るような極寒。そんな中唯一、人が生存可能な気温の地域があった。そこはジル研究所周辺。わずかに生き延びた人間が生きるためその地を中心に活動を始め、数百年の時を経て平穏を取り戻す。その時に新しい国が五つ創られた。


 以前と異なる環境下、1つの大きな問題が発生した。

 ルーアン・ナビション光線、通称『ルナ』と呼ばれる光線が地球に新たに降り注いでいることがわかった。この光線には百万人に一人の割合で私達のような特異な子供を創りだしてしまう能力がある。


 そのレベルは様々だが普通の人間より遥かにIQは高く、運動神経がよい。しかし、身体の成長が十才で止まってしまう。そして必ず皆短命で、三十になる前に死んでいく運命にある。


 その子供達の特徴は黒い髪、青い瞳。この特殊な子供達は『ブルー アイズ チルドレン(B.E.C)』と呼ばれた。

 B.E.C普通の子供と変わらず産まれ、三才になると高熱を出し、目を覚ますと髪は黒く、瞳は青くなってしまっている。


 急にただの幼児が大人顔並みの知識を付ける。中には不思議な能力を持つものまでいるのだ。自分の子供が子供でなくなる・・・精神がおかしくなったか、あるいはウィルスに侵されたと判断され、処分されることが多い。


 そんな子供たちを守る為に作った組織がこの『ER』。四年前に私が創った。

 B.E.Cを異端扱いをしてくる世間はこの仕組みを知らない。『ER』という組織を知っているのもほんの一握りの人間だけである。

 けれども、その者達ですらまさか私達のような子供達が組織を運営しているとは夢にも思っていないだろう。


 もちろん、親にもこのことは知らされていない。目覚めた時に組織で庇護するか、家族と上手く生活できるものは成長が止まる十才まで普通の子供を演じて、そして何かしらの理由をつけて親元を離れ『ER』にて生きていく。


 ここの組織にはA~Gのクラスがある。IQや特殊能力の値が高い者から上のクラスに登録するのだ。

B.E.Cは三つの地球のどこにでも存在し、その全ての情報がここ『ER』登録されている。全地球の人口がまだ一億人程度…単純な割合計算でB.E.Cは100人。


 その子供たちの情報は秘匿しているが少しずつ、確実に世間へと漏れ出している。目覚める時まで普通の子供である以上、異変が起きる前に保護するのは難しいのが現状だ。


 『ER』の目的はB.E.Cを保護し、皆が平和に生きていける世の中を創ること、そして世界をうまく影から支援すること。B.E.Cの発生原因を究明して、成長できるようになることがメインである。

その他、各分野の研究に日々励んでいる中で、私は研究に励みつつ、各クラスにその指示をだしている。


 私はもうすぐ八才の誕生日を迎える。

 一体私達は何の為にこの世界に生まれたのだろうか……

発掘小説その2


「水晶に選ばれし者」は2章からもうすでにオリジナルの道をたどりはじめたので。こっちは本当に軽く言い回しを直す程度であげていくことにします。


厨二すぎるー!とか設定がおかしー!とか自分でスル―するよう努力します。


あとなるべく短めに、そしてこまめにアップしていきたいです。

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