水竜の少女
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水中花採取クエスト(D)
水中花を十本採取してくること。
達成報酬は一回金貨一枚、二十回まで繰り返し可能。
※水中花はファーストの南の森にある湖の中によく生えています。
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「よし、今日はこれを受けようか?」
「良いわね、この湖の畔に第四サイコロハウスもあるし。」
トオルたちはクエスト用紙を掲示板から剥がし、マチルダのいる受付に行った。
「トオルさん、おはようございます。」
「おはようございますマチルダさん。このクエストの受注処理をお願いします。」
「水中花の採取クエストですね。あの湖の中には危険な魔物もいますので気をつけてくださいね。・・・・はい、OKです。いってらっしゃい。」
トオルたちは神雷号で湖の畔まできていた。左手には第四サイコロハウスが見える。
「リム、水中花の位置はわかるか?」
「ええ、湖の真ん中からやや手前に多くあるわね。おおきな魚の魔物もそれなりにいるみたいだけど。」
「よし、んじゃそこまでの水を退けちゃいますか。」
トオルは両手を広げ、魔粒子を集める。それを湖の手前から真ん中あたりまで散布し、意識を集中する。
ザザザザザァ
モーゼの十戒の話のように水が両側に割れて湖の中心近くまでの道ができた。
「これ、トオルがやったんだよな・・・すげえなぁ・・・あ、あれが水中花かな?」
湖の中心手前にチューリップのような赤い花がいっぱいあった。カエデが駆け寄り確かめている。
「じゃあ、オレはこの状態を維持してるから、皆は採取のほう頼むな。」
「「「はーい」」」
リムたちが水中花を採取しているのを横目に見ながらトオルは周りを見回す。
ビタン、ビタン
所々にそれなりに大きな魚が地面に投げ出され、跳ねていた。その口先を見ると鋭い剣が装着されているような感じに見える。
(不用意に水に入るともしかして、あれで刺されるのか?、うへぇ)
ドチャ!!!!
大きな音がしたので振り返ると、そこには全長30メートルほどもありそうな大蛇のようなものがいた。
(蛇?、いや、小さいけど手足がある、それに角も・・・翼もある・・・もしかして水竜か?)
「キシャアアア!」
水竜は咆哮すると、その長大な尾をふるってきた。トオルはその下敷きになりそうになる。
「トオル!!」
リムの悲痛な叫びが響いた。
ビタン!!、ガキン!!!、ズズーン!!!!、
トオルたちはその左手に魔粒子絶対防壁の指輪を装着している。この指輪からは常に魔粒子が展開されており、その防壁は全ての悪意ある攻撃から装着者を守る。そして攻撃を受けた際、その相手の魔粒子を全て奪ってしまう。
魔粒子を全て奪われた水竜は目を回して倒れていた。
やがて、その全体が光に包まれたと思うと徐々に縮んでいった。
光がおさまったところには水色の長い髪をした少女が倒れていた。




