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ひと狩りいこうぜ

「トオル、討伐依頼受けようぜ。」


「トオルさん、オーク討伐行きましょう。」


カエデとミチルは新しい指輪をつかいたくてうずうずしているようだ。トオルたちは早朝の賑わった冒険者ギルドに入り、掲示板を見た。


「あったぞ、トオル、これだこれ。」


カエデは早速目的のものを見つけ、掲示板から引き剥がして見せてくる。


==============================

オーク討伐クエスト(D)


二体分以上のオーク肉を調達してくること

達成報酬は一回金貨一枚、十回まで繰り返し可能。


※オークは南の森の中央付近に多く生息しています。

==============================


トオル、リム、ミチルは先日のサツキイモ採取クエストの達成でEランクに上がっている。(カエデはDランクでかわらず。)クエストは自分の一つ上まで受けることができるので、このクエストを受けることはできる。


(全員魔粒子絶対防壁の指輪をしているし・・・大丈夫かな?、オレもオーク肉食べたいし・・・)


「南の森の中央付近って・・・第三サイコロハウスのあたりか・・・すぐ行けそうだし、よし、受けるか!」


クエスト受注窓口に並ぼうとしたら、各種受付に座っているマチルダさんが手招きしていた。


「おはようございます。マチルダさん。クエスト受注しようと思ってたんですが?」


「おはようございます。トオルさん。トオルさんたちは特別に私が専属で担当することになりました。・・・ね、ミチルお嬢様?」


「はい、よろしくおねがいしますね、マチルダさん。」


(やっぱり、マチルダさんとナンバ商会ってつながりがあるのかな?・・・それにしても、クエスト受注窓口にならんでいる野郎たちの嫉妬の視線がいたい。)


「では、マチルダさん、このクエストの受注処理をお願いします。」


「はい、あら、オーク討伐?、トオルさんたちはEランクに上がったばっかりだし・・・ちょっと早いんじゃないかしら・・・大丈夫?」


「大丈夫ですよ。防御だけは自信がありますから、もし攻撃が通じなかったら逃げ帰ってきますから。」


「そう?、過信は禁物よ、無理はしないでね。・・・・はい、OKです。いってらっしゃい。」


「はい、いってきます。」



「おはよう、ビル。」


「おはよう、トオル。今日もクエストか?、がんばれよ・・・カエデもな」


門番のビルに挨拶をして街の南門から外に出る。しばらく街道沿いに歩いて、人気がなくなったことを確認してトオルたちは道から外れて草むらに入る。


しばらく歩くと四メートル四方の綺麗な立方体の石があった。トオルはその壁の一部、少し窪んだ所に小さい魔粒子結晶をはめ込む。


ズズズズズ


石壁が左右にスライドしてずれて入り口らしきものが現れた。中を見ると下へ続く階段がある。


トオルたちが階段を下りて行くと、地下鉄のプラットホームのような所に出た。・・・神雷号のホームである。そこには神雷号が停車している。


前回は窓が一切なかった神雷号だが、今は前後の正面に強化ガラスがはめ込まれており、ヘッドライトらしき物も組み込まれている。


トオルが神雷号の入り口の横の窪みに小さな魔粒子結晶をはめ込む。


プシュー


神雷号の入り口が開いて、中の照明と前後のヘッドライトが点灯した。


トオル達が乗り込み、席につく。今回、操縦席にはカエデが座っている。その隣にリム、その後ろにミチル。トオルは中央の一段高くなったところに新設された艦長席のようなところに座った。


「よし、全員シートベルト装着。」


全員が車のシートベルトのような物を装着した。


「進路クリア、50キロ先までは障害物なし」


リムが索敵して報告する。


「魔粒子吸気口に展開完了。カエデ、発進だ。微速前進。」


「了解、底部排気口開放。後部排気口5%開放。微速前進。」


神雷号が浮き上がり、発進した。




森の中にできた不自然な洞くつから、トオルたちが姿を現した。流石に到着側のホームはまだできていないようである。洞くつ出口前の開けた場所には第三サイコロハウスがある。


「どうだリム、オークはいるか?」


「・・・・ちょうど正面に五匹の群れがいるわ。でもまずいわね、こっちに気付いたみたい。」


「プギィ!」


正面の草むらから五匹のオークが現れた。サイコロハウス前広場の反対側だ。


「「「キャノン!」」」


トオル、リム、ミチルはファイヤーボールの発射準備に入る。手の間にそれぞれ火の玉が現れる。


それを見てオークたちは嘲るような表情となり、警戒するでもなく。こちらに向かって歩いてくる。ファイヤーボールなど、避ける自信があるのだろう。


「「「ファイヤーボール!」」」


ビュン!


トオルたちの放ったファイヤーボールは圧縮されて青い炎となり、超高速で飛び出した。


ドドドゴーン!!!


三匹のオークの頭が爆散した。残り二匹のオークはなにが起こったか分からず。呆然としている。


「ブースト、ブースト、ブースト、ブースト!!」


カエデがロングソードを握り、オークの横を瞬間移動で駆け抜けた。


ゴトリ


呆然とした表情のまま、残っていた二匹のオークの頭が下に落ちた。

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