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イモの原へ再び

トオルたちが昼前に冒険者ギルドに訪れると人がいなかった。


「・・・やっぱり出遅れたか。」


掲示板を見るとほとんど依頼掲示がのこされていない。


「依頼も目ぼしいものは残ってないか・・・ん、これは?」


掲示板のど真ん中にぽつんと赤字で書かれたものがあった。


==========================

緊急クエスト(ランク問わず)


コンフルエンザが流行傾向にありますが特効薬を作るために必要なサツキイモが不足しています。できるだけ早く、手に入る限りのサツキイモを集めてください。


報酬はサツキイモ一つつき銅貨十枚。

==========================


「サツキイモって、最初にサイコロハウスを作ったところにいっぱいあったあれ・・・か?」


トオルはクエスト用紙の挿絵を見ながら言った。


「そうみたいね、コンフルエンザの特効薬の材料になるなんて知らなかったけれど。」


リムもそれを見ながらつぶやく。


「トオルさんたちは、サツキイモがある場所を知っているんですね?、これ、野生のサツキイモがどこにあるか分からないから受注されないで残ってるんだと思います。困っているみたいですし、受注しませんか?」


ミチルが遠慮がちに提案した。


「そうだな、よし受注しよう。」


トオルはクエスト用紙を掲示板から取ると受付へ向かった。


今回はクエスト受注の窓口に来たのだが、そこにはマチルダさんがいた。


「おはようございます。マチルダさん、クエストの受注処理をお願いします。」


「おはようございます。トオルさん。あ、サツキイモのクエストを受けてくれるんですね。たすかります。・・・・はい、OKです。がんばってくださいね。」


「はい、ではいってきます。」




トオルたちは南の街門を出てしばらく歩くと道からはずれ草むらに入って行く。


「このあたりでいいかな?、よし、光よ我が手に集え!!」


トオルは久しぶりに全力の魔粒子収集を行った。上に掲げたトオルの手に次々と周囲の魔粒子が集まってきた。


ドタ、ドタ!


ミチルとカエデが倒れた。体の魔粒子を全て吸い取られ気絶したようだ。


「・・・・あ、忘れてた。」

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