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ガンで得たもの、捨てたもの  作者: 長月 壱
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心構え

 ゲームコーナーで独り言を言いながら考える人のようにポージングを決めている少年がいた。


「う~ん、普通に迷うな」


 何が普通なのかは分からないが、今俺は某モンスターを狩るゲームか、某モンスターをボールに入れるゲームかで迷っていた。

 あの後、家にも帰らず制服のままイオンにきてまた遊び半分でゲームを買っていいかと聞くと、すんなりいいよという返事が返ってきた。いつもこれくらいゲームを買う時にすんなりと買う許可が欲しいものである。


「もう、こっちでいいや」


 俺はモンスターを狩るゲームを選んだ、その時心の中で通信プレイができるといいなと思ったことは今思えば気楽な願いだったと思う。

 それからしばらく病院で着る服などを買ってから帰路に着いた。

 それから自室で入院についていろいろ考えていた。

 幼児の時に入院したことはあるが、その時のことはよく覚えていない。

 だから今回の入院が少し楽しみだった。変かと思うかもしれないが、実際少しうれしかったのだ。

 前の入院の時の話を極たまに聞かされたが、実感がなくほんとはなかったんじゃないかと思い始めたその矢先に今回の話がきたのだ。

 だが一つだけ心配なこともあった。それは病気のことだ。

 病名もまだ聞かされてないし、服も結構買い込んだから相当な長期入院になるんじゃないかと予想している。

 だが長期入院になろうが関係ない。治せばいいだけのことだ。まっ、少し不安、いや結構不安ではあるがその時は手に書いた人でも食べますかね。

 まぁ、分からないことをあれこれ考えてもしょうがない、今日はもう寝るとしますか。

 そうして少年は毛布にくるまって床に寝たのだった。


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