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ガンで得たもの、捨てたもの  作者: 長月 壱
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プロローグ

「起立!、礼!、さようなら~」


さようならの間延びした声がやっと一日が終わったのだと認識させられる。早々と教室を出ていく人もいるし、教室の一角を占領して話そうとしてる女子のグループ。その中で一人変な少年がいた。

その少年は普通なら通学鞄に帰りのホームルームが始まる前に教科書などを入れるのだが、少年は終わった後に入れ始めたのだ。


「マジめんどい、やっとおわったわ」


そう言うとだらだらと身支度を済ませ教室出る。


「できれば来て欲しいわー。まぁんな都合のいい話はないよな」

今日は朝送ってもらったけん帰りはないよな~。まぁでも一応見とくか。


少年はいつも通りに駐車場が見える窓を数秒間眺める。

そしていつも迎えが来ていたのなら定位置にいる、スズキの深緑の車だ。そして少年はいつもの所に車がないことを確認したら、周りにはいないよな。そう思って見てみるとあったのだ、家の車が。


「なんで?、それよりもレッツゴー!!」


いきなり少年は笑顔というよりもにやけ顔で廊下を走る。人にぶつかりそうになってもスケートリンクを滑る様に軽やかによけていく。そして駐車場のガードレールのとこまでくると少年はつぶやく。


「イオン行きてえなぁ~、だめもとで言ってみるか」


そして少年は勢いよく車の扉を開けると半分冗談で母親に言った。


「イオン行っていい?」


そう言うと母親は簡潔にこう答えた。


「いいよ、買いたい物もあったし」


とうとうボケたのかと少年は思ったほど意外な答えだった。


「なんかやけに優しいね、なんでなん?」


「入院するけん」


この母親の言葉を少年は一生忘れることはなかった。








ノンフィクションものは初めて書きますがうまくできたか分かりません。

第三者、客観的に話を書く必要がありいますからね。

これからも続きを書いていくのでお付き合いいただけると幸いです。

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