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叫ぶ人 : 美容室

叫ぶ人 : 美容室


「普段、どんなシャンプーを使ってらっしゃるんですか?」

「雨だと髪とか、まとまらなくて嫌ですよねぇ。」

「ちょっと内巻きにしておきますねぇ」


その言葉たちに私の顔はひきつる。そして湯船で叫ぶ。


「髪なんぞ、結べればなんでもいいんだ!こだわりなんかないんだ!」


上に上がると、結構息が上がっている。

空気を吸い込んで再び潜る。


「話なんかしなくていいから、さっさと切ってくれ!多少曲がっても構わん!」


私は湯船から顔を上げるとため息をつい叫ぶた。


「カラーとか、冗談じゃない!」


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