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叫ぶ人 : 料理と菓子

叫ぶ人 : 料理と菓子


「お菓子つくり?いいお嫁さんになるよ。」

「ああ、結婚したかったら男子の胃袋掴めっていうよね。僕、料理?無理、無理。」

「甘いものが好きな男ってどうなの?それも手作りするとかさぁ。」


その言葉たちに私の顔はひきつる。そして湯船で叫ぶ。


「料理の世界でプロ、九割が男性だろうが!菓子も同じだ!」


上に上がると、結構息が上がっている。

空気を吸い込んで再び潜る。


「料理に必要なのは男か女かじゃなくて、体力なんだ!」


私は湯船から顔を上げるとため息をついた。


「あたしは好きだけど、甘いもの嫌いな女性だっているっつーの。」


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