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魔法が使えた

取り敢えず、単位の説明を忘れていたので説明。


時間

一時間…1ホロウ

一分…1マナト

一秒…1サカド

距離

地球基準でおk

重さ

1トン…1トール

1キログラム…1カロ

1グラム…1ガラム


適当間がにじみ出ててもスルーして下さいorz

…おかしい。今回で冒険者前の話は終わるはずだったのに…後1話!後1話だけ待ってください!



「さ、次にいこっか」


そういってツェンブルさんはこちらに手を差し出した。


「流石にこれからまたすぐにすぐに動けとは言わない。やってもらうのはこれだ。」


言葉に連動するようにツェンブルさんの手から数センチ離れたところに灰色の陣が現れた。 差し出された手から白色の線が伸び、陣にゆっくりと吸い込まれていく。


「ある意味、お前に一番重要な要素…魔法、だ」


数サカドして陣の中心に三角形が浮き上がり、陣が緑色に輝いた。 その輝きは僕を包み込む。同時に僕の体から疲れが取れていき、呼吸も次第に落ち着いてきた。 数十サカドして、陣が消えるとともに僕を包んでいた光も消えていった。 幾分か動かしやすくなった体を起こしてツェンブルさんの方に向く。 あの闇オークションの扉の前で輝いていたものと同種の輝きがツェンブルさんの目には灯っていた。 勿論、今回は危機なんて感じていないけれど。


「お前には魔法を使う素質がある。闇オークションの扉の前で俺にたいして身構えて見せたのがそのいい証拠だ」


そう言って、話についていけない僕をおいてけぼりに、ツェンブルさんはもう一度灰色の陣を作り出した。


「これが魔方陣。素質があるやつが『魔法を使う』と意識をすれば勝手に出てくる。素質さえあれば、誰にでもできることだな。色々講釈たれてもいが、正直面倒くさい。先ずはやってみろ」


一息にそこまで言って、ツェンブルさんは動きを止めてしまった。

魔法…僕にも使えるのだろうか?ツェンブルさんは手慰みにか自分の手の上にある魔方陣をもう片方の手で回しながらこちらをみている。

いつまでも迷ってはいられない。目を閉じて恐る恐る、魔法を使うと意識をしてみる。


起動(ウェイクアップ)


突然響いた声に驚いて目を開いた。視界の端でツェンブルさんは楽しそうに僕をみている。その視線を追ってみると、僕の手の上に魔方陣が出来ていた。


「ok、上出来だ。次にいくぞ」


そう言ってツェンブルさんは、僕の反応も待たずに魔方陣に向けて白い光を伸ばした。それをしながらもツェンブルさんの話は続く。


「今やっているのが魔法陣への魔力供給だ。使う魔法をイメージすれば、勝手に始まる。これにはみた通り少し時間がかかる。俺は結構速い方だが、それなりの剣士と一対一なら簡単に斬られる位には掛かってしまう。強力な魔法はその分時間もかかるしな。っと」


話しているうちに、魔方陣が完成したのか、今度の魔方陣は青く光って、真ん中に四角形が浮かび上がらせた。


「これで魔法は完成だ。色々教えにゃあならんこともあるが、めんどくせぇ。取敢えずはやってみろ」


言葉が終わると同時に、青い魔方陣が弾け、僕とツェンブルさんの間に半透明な壁ができた。

なんでも、最初はこの壁に向かって魔法を使うのが不足の事態も起こりにくく、使う側もイメージしやすいのだとか。

早速、目を閉じて壁に攻撃すると念じてみる。


魔力弾(シンボルバレット)-準備(スタンバイ)


供給(チャージ)-完了(フィニッシュ)


何かが指先から抜けていくような感覚を覚えた瞬間に途切れた。

すわ失敗かと目を開けてみると 魔方陣は赤く輝き、真ん中には十字の模様が浮かび上がっている。訳がわからないけど、準備は終わったらしい。恐々と撃つと念じると魔方陣が弾け、氷の礫が飛び出していった。

まっすぐに飛んでいった氷の礫は壁に当たると、澄んだ綺麗な音を響かせてくだけ散っていく。

砕けた氷が日の光を反射しながら溶けるように消えていった。それを見る内に僕の心に、少しずつ実感がわいてくる。


使えた…僕にも魔法が使えた!


興奮もそのままにツェンブルさんの方を向く。その視線の先で、面白いものを見たと言わんばかりのツェンブルさんの笑顔が写った。


「アユム。もう一回やってみろ」


その声は妙に弾んでいて、どこか新しいおもちゃを与えられた子供のようだった。

頷いてもう一度先程の手順をなぞる。


《起動》


《魔力弾-準備》


《供給-完了》


頭のなかで響く声が途切れるのに合わせて目を開き、撃つと念じた。先程のように氷の礫が飛び出し、壁にぶつかる。氷の礫は先程の巻き直しのようにくだけ散った。


「全工程合わせて1サカド未満か。べらぼうな速さだな…こりゃあ、いい拾いもんをしたもんだ」


ツェンブルさんはそう呟いた後僕に一言、合格。とだけ告げて歩き出した。

よくはわからなかったけれど、楽しそうに笑ってたし、素直に喜んで良いのだろう。

動かなかった体もすっかり元気を取り戻し、僕は意気揚々と、先を進むツェンブルさんに追い付くため駆け出した。



魔法の捕捉説明:長いので飛ばしてもいいです。勢いでも読める…はず!!


魔法の発動手順

1_魔法適正のあるものが魔法を使うと意識→魔方陣展開

2_何をしたいのか定義。→必要な魔力が魔方陣に供給される

3_魔方陣に必要分の魔力が溜まれば準備完了→※1

4_発動すると意識する→意思をトリガーに魔法発動。


※1…発動時に色と階位(以下で説明)が判明。


魔方陣の色

全部で三色。

赤…攻撃系統の魔法

青…バフやデバフなどの支援系の魔法

緑…治癒や疲労回復等の回復魔法


属性的なもの…

魔方陣に供給される魔力の色で決まる。基本的に一人一色。この属性を《シンボル》と言う。色と属性は以下の通り。

赤_火 ・ 水_水 ・ 緑_風 ・ 茶_地

黄_雷 ・ 青_氷 ・ 空_白 ・ 黒_重 ・ 無色_虚

この属性により、発現する魔法に違いが出る。


消費魔力について

具体的に想像すればするだけ減少。自分のシンボル以外の現象は起こせない。




以上。お疲れさまでした。


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