表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

これからどうする?

「ではⅠ組の諸君、初めまして。私はこのクラスを担当する、タダノ=マートンです。よろしく。、、、とは言っても、ここはいわば特別な権能を持つ生徒を集めたクラスであるので、私の役割は少ないものです。、、、何かあったら私の研究室まで来るように」


教室に生徒が到着して早々に、担当の教師は教室を後にした。


「おいおい、ノークス、自由だって聞いてたからこのクラスを志望したが、ここまでとは思わなかったぞ」

「、、、まあ、良いんじゃないか?僕にはやりたいこともあるし。君もだろう?」


そう、僕には目的がある。

父上にも話したことのない、あることを成し遂げる。


「まあ、そうだな。俺はとりあえず学院の剣術訓練には出る事にする。権能だけでは強くはなれないからな」

「そうだよね。君は初等部の権能試験ではいつも上から5番には入っていたしね。、、うん、良いんじゃないか?」


アレンは、僕の返答に少し不満げな表情を見せながらも、頷いた。


「お前は、どうするんだ?権能試験では、1位以外取ったことがないノークス君?」

「ハハッ、、、取り敢えず僕も剣術訓練に行くよ。中等部から入学してきた人達とも仲良くなりたいしね」

「!そうか、、!」


権能試験で選別されたこのクラスでは測れない力もあるだろう。

権能はこの世界を支配する力ではあるが、また剣術も過去、この世界を支配していた力でもある。


「そもそも騎士って剣を扱っていたらしいしな。そう考えると、剣を扱えてこそ騎士って感じだよな」


いつの間にか、先程まで20人ほどいた教室には、僕とアレンの二人だけしかいなくなっていた。


「さあ、僕らも行こうか」



剣。

それは太古の昔、この世界を支配した力。

そして権能に支配されたこの世界で、力なき者に許された唯一の力。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ