初配信! 2
1曲歌い終えた後、元々の予定だった雑談に移る。
『さぁ、とりあえず俺の歌を1曲聴いてもらったところで、雑談しよっか!!みんな、俺に聞きたいこととかある?』
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色んな質問が流れてくるから、時間もあるし1つずつ答えることにする。
『んー?身長はいくつですか?えーっと、一応180オーバーってとこかな?』
『体重かぁ……そこはシークレット!ただ、平均よりは下かなぁ』
『年齢?あ、そっか。大学生としか出してないんだったっけ……えーっと酒は飲める!!』
『誕生日?誕生日はね、8月4日!!あと1ヶ月ちょいで誕生日だわ、俺もびっくり』
『デビューのきっかけはなんですか?えー、これここで言っていいんかな。俺、推してるVの人がいてさ、その人に認知してもらいたいなってことで、目指したら俺が産まれた……ってわけ!』
『スタプロで初めてのソロデビューですが感想はどうですか?……ん?ソロデビューが初めてって何?』
スタプロって今までずっと5人ずつデビューしてたんだけど詩音くんが初めて1人でデビューしてるんだよ
『え、ま?えぇぇっ?言われてみれば諸先輩方って1回生とか2回生とかだわ。じゃあ俺ってなんだ?……今の最新が6回生だから、6.5回生?』
笑笑
wwwwww
ぼっち?
『ちょっ!?ぼっちとか言うなよな!!……ぼっちじゃないですよね?いや、俺には見てくれるみんながいるから大丈夫だ!!』
おう!!
応援してるぞー!!
頑張れー!!
『いや、そもそもぼっちではないからね!?』
リスナーのみんなにいじられ始めた。やばい、俺のキャラクター性が変わってくるんだが?楽しいからいいのか?うーん……
『気を取り直して、まだまだ質問あったらどしどし!!』
『えーっと、好きなアーティスト?うーん、J-PopだとMrs.とか?ボカロPさんだとDecoさんとかかな』
『Vtuberとしての夢はありますか?かぁ……まぁ、やるからにはトップ目指したいけど、個人的には大きな箱でソロライブとかできたら嬉しいかな?俺の歌をもっと近くでみんなに感じでほしいからさ』
なんて言ってみるけど、実際にそう思えたのは最近のことだ。色んな人に会ったりして、ここでもそうだけど歌を褒めてもらえる機会がたくさんできた。そんな俺の歌をもっと近くでたくさんの人に感じてもらいたいなって思うようになったんだ。
だから、俺の目標は……
『東京ドームでワンマンライブできたら嬉しいなぁ』
おぉ
夢がでかい!!
でもそれできたら主人公だよね
それな
『そう?そこも俺はあくまで目標の1つでそこが到達点じゃなくてまだ通過点だと思ってるけど』
かっけぇ
さすがソロデビューは違うね
『あ!でも俺、スタプロの諸先輩方ともいっぱいコラボしたい!し、オリ曲も出したいし……こうやって考えてみたらやりたいことも夢もたくさんあるな』
推しに認知されるためっていう自分本位な理由で志したVtuberの道だけど、自分で思っている以上に本気で楽しみたいと、楽しめそうだと今なら自信を持って言えるくらいにワクワクしていた。
そんな俺の心境の変化に自分自身でビックリしてるけど、きっとこれも周りの人たちの、そして見に来てくれているリスナーさん達のお陰なんだろうなって思う。
だからこそ、俺はみんなに今の想いを伝えることにした。
『俺は今はまだ憧れしか持ってないVtuberとしてはちっぽけな存在だけど、一歩ずつ、1個ずつ夢を叶えていくから、俺の姿をみんなには見ててほしいなって思う。これからもよろしく!!!』
こちらこそ!!
楽しみにしてるぞー!!
wktk
頑張れー!
『ってことで、新たな門出ってことで最後はさっき好きなアーティストに挙げたMrs.さんの「StaRt」を歌って締めようかな!!』
時刻は21時、ちょうど1時間経っていた。
そして、最後の歌唱を終えて挨拶をするとまたみんなの拍手のコメントで埋め尽くされた。
『それじゃあ!!また次の配信も来てくれよな!!』
『本日の配信は終了しました』
俺の初配信は、最大同接7万5000人という最高のスタートを切り、なんと登録者数は既に15万人を突破していた。
だけど、とりあえず俺は緊張感から解放されて、家に帰ると今日の感想を涼太に話すこともなくすぐに眠りについた。
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